『三嶋夫妻はもっと淫らに愛し合いたい』刊行記念インタビュー

レーベル情報

【作品タイトル】
三嶋夫妻はもっと淫らに愛し合いたい

【著者プロフィール】桜月海羽
2008年秋頃から別名義でWeb小説を書き始め、2009年にデビュー。
執筆のご褒美は、アイスとフルーツ。愛犬と眠る時が至福です。


【インタビュー】

Q.自己紹介をお願いします。

こんにちは、桜月海羽です。
先月、濃蜜ラブルージュ様の創刊第2弾でTLデビューさせていただいたばかりですが、光栄なことに創刊第3弾でもお声がけいただきました。
普段は別名義で恋愛小説を書いていますが、今後もご縁をいただけるのならTLジャンルでもお仕事していけたらいいなと思っています。

Q.作品の内容を簡単にお願いします。

お見合い結婚したふたりが、実はお互いに本音を隠していて、ヒロインの美紅のある行動を機にそれぞれの胸の内と欲望をさらけ出す――という内容です。

Q.作品の着想はどこから?

前作の『イケメンTL作家』の案を出した時にもうひとつ別の案を考えていて、それが〝本音を隠している夫婦もの〟でした。
別名義では〝夫婦もの〟は書いたことのない設定だったので書いてみたくて、「1作目で考えていた夫婦ものはどうですか?」と担当様にお聞きしたところOKをいただき、その時にはすでに脳内で美紅と彰史というキャラが生まれていたので、あとはストーリー展開の細かいところを考えていった感じです。

Q.キャラクターの見てほしいところは?

彰史と出会った時には少し引っ込み思案だった美紅が、彰史のために一生懸命になるところです。
ヒーローの彰史が美紅を溺愛しているところや、ふたりの夫婦ならではの日常のちょっとしたやり取りなんかも楽しんでいただければ嬉しいです。

Q.ストーリーを展開していく上で気をつけたことは?

前作同様、まずは中だるみしないように〝トントン拍子に進めること〟です。
今作の場合、ヒロインとヒーローはすでに夫婦になっていて、美紅が知らない彰史の本音もエピローグで描いています。
お見合い結婚というのも、実はふたりが本音を言えない理由になっているのですが、それらを踏まえた上で〝お互いを想い合っていることは冒頭から伝わるように〟というのも意識しました。

Q.オススメのラブシーンは?

やはり、美紅が勇気を出して本音を伝える最後のシーンです。
デートの日の朝のラブシーンも捨てがたいですが、最後のシーンでは本音をさらけ出したふたりだからこそ、とっても甘いものになったと思うので。
そこだけでも読み返したくなっていただければ嬉しいです。

Q.書いていて楽しかったところは?

まずは、夫婦という設定がとても楽しかったです。
これまでに書いたことがなかった設定だった上、お見合いではあるもの政略結婚とかでもない普通に想い合っている夫婦だからこそ、最初から甘い雰囲気を出せるのはワクワクしました。
あとは、美紅と親友である麻紀のやり取りも、麻紀のお節介な性格のおかげで楽しく書けました。

Q.書いていて苦労したところは?

前作同様、ラブシーンです。
まだTLジャンルは2作目ということもあり、相変わらず用語を調べながら書いていたのですが、とにかくTLというジャンルに対する引き出しそのものが少ないので……。
前作の執筆経験からラブルージュ様の方向性はわかっているはずなのに、ラブシーンには「もっと掘り下げてください」という指示が多く入りましたし、さらには「ラブシーンを増やしましょう」とも言われて、実はパニックでした(笑)

Q.もっとも力を入れた点はどこですか?

美紅が本音を打ち明けるまでの変化、そしてラブシーンです。
美紅にとって、彰史はずっと片想いしていた憧れの人だからこそ、なかなか本音を言えなかった。そんな美紅が一生懸命になるところは、書いていて愛おしくなりました。
ラブシーンでは、毎回ふたりの会話や雰囲気が甘くなるように心がけていましたが、彰史の言動が少しずつ激しくなっていくように……というのも密かに意識しました。

Q.表紙を見ての感想は?

「イメージ以上のふたりがいる!」というのが第一印象でした。
ふたりの外見はもちろん、はだけたシャツや乱れたネクタイ、醸し出される雰囲気に至るまで、とにかくすべてが素敵で、見入ってしまいました。
なにより注目していただきたいのは、セクシーすぎる彰史の腹筋です。言うまでもなく、自然と目がいくとは思いますが(笑)
ラフ画を見るまで構図もなにも知らなかったので、初見では攻めたイラストにびっくりはしたものの、手を繋いでいるところなんかは可愛さもあって、隅々までお気に入りになりました。
タイトルデザインも、ハートが入っていたりとちょっとした遊び心があって可愛いです。
表紙イラストを描いてくださったrera様とデザイナー様に、心から感謝いたします。

Q.読者様へ一言お願いします。

改めまして、桜月です。
前作の経験を活かせたのかはわかりませんが、今作も思考錯誤の末に甘くてキュンキュンできるラブシーンを詰め込んだつもりです。
濃蜜ラブルージュ様ならではの、濃蜜なストーリーを楽しんでいただけましら幸いです。
また、今作を読んでくださった方を始め、これから読んでくださる方や前作を読んでくださった方にも、この場を借りてお礼申し上げます。
まだまだ未熟者ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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