極道な社長の囚われ溺愛エロス

書籍情報

極道な社長の囚われ溺愛エロス


著者:雛瀬智美
イラスト:園見亜季
発売日:2023年 8月25日
定価:620円+税

大手不動産会社で働く水城佳苗は、会社の代表取締役である杉本友樹に淡い恋心を抱いていたが、社内では「杉本社長は裏社会と繋がりがある」という噂がまことしやかに囁かれていて……?
噂のことを気にしつつも、時間を見つけては社員の声に耳を傾ける友樹の誠実な姿に佳苗はどんどん惹かれていく。
そんなある日、仕事でミスをして落ち込んだ佳苗のもとに友樹が訪れる。
一生懸命頑張る姿も含め、ずっと好ましく思っていたと交際を申し込まれた。
佳苗はまさか友樹と自分の気持が同じだとは思わず、感動しながらも思いを受け入れる。
甘い時間を過ごしていたある日、佳苗は友樹に自宅へと誘われる。
期待に胸を膨らませていた佳苗だったが、彼の表情は真剣そのもので――!?
友樹の口から語られる噂の真相、そして友樹の誠実さに佳苗はより彼に惹かれてしまう。
「素直に鳴いて俺に応えてくれ」
友樹のすべてを知った佳苗は、彼の熱い指先に甘く乱される。
どんどんと愛を深めていく二人だったが、ある日会社に友樹の婚約者を名乗る女性が現れて――!?

【人物紹介】

水城佳苗(みずしろ かなえ)
不動産会社に務める25歳。
真面目だが少し潔癖。真っ直ぐな性格をしているが、天然な一面もある。
友樹にずっと惹かれていると同時に社長として尊敬もしており、恋心に蓋をしていた。

杉本友樹(すぎもと ゆうき)
不動産会社の代表取締役をしている29歳。
穏やかさと鋭さを併せ持ち、社員との関わりを大切にしながらも公平に物事を評価する。
だがそんなスマートな一面とは別に、危険な魅力もあるようで……!?

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*取り扱いサイトは、各書店に掲載され次第、更新されます。

【試し読み】

 友樹の目を見て訴えかける。ふわり、と微笑むと彼は一瞬目を見ひらき息をついた。
「佳苗」
 堪えきれなくなったのか、ぎゅっと強く抱きしめられた。背中をぽん、ぽんと撫でられる。
「絶対に離さない」
 熱のこもった言葉に目元が潤んだ。
「何だかほっとしたら、お腹空いちゃった」
「……待ってろ」
 去り際に頭を撫でて友樹はソファから離れた。ニクらしいことをする人だ。
 ハイスペックのイケメンにこんなことされて、平気な人がいるだろうか。好きな人の仕草ならなおさら。
 渡されたカフェラテを飲みながら、待っていると友樹がリビングに夕食を運んできた。
 肉料理がメインでサラダとスープのバランスが取れたメニュー。目にも美味しい料理は、あっというまにお腹の中に消えた。
 作ってくれたお礼に洗い物を手伝う。初めて招かれたのに図々しいかなと思ったが、友樹は喜んで受け入れてくれた。
 食器をしまい終えると、二人でソファに腰掛けた。先程の重い空気は消えて和やかな空気で会話が弾んだ。時々指を絡めて見つめてくる友樹に心臓がうるさくなるばかりだった。
 ソファでくつろいで暫くした時、友樹がふいにたずねてきた。
「シャワー、浴びてくるか?」
 この後のことを意識してしまい、顔から火が出そうになった。
「……お借りします」
「こっちだ」
 洗面室と浴室を案内してくれた友樹はゆっくり入ってと伝えて、またダイニングキッチンの方に消えた。
 廊下を通り二つ向こうの扉が洗面室と浴室だった。初めて訪れた男性の部屋でお風呂に入るという状況になっているのが信じられない。
 誰とも付き合ったことがないのに、急展開だ。シャワーと言ったが、バスタブにお湯が張ってあったので入らせてもらう。
 全身をことさら丁寧に洗うのは何だか気合入れているみたいだと思った。
 ダイニングに戻ると入れ替わりで友樹が浴室に向かった。
 暫くリビングのソファーに座っていると、シャンプーの匂いがして、彼が戻ってきたのを知った。
「佳苗……」
 その響きが、とても甘く感じられた。バスローブ以外何も身に着けていない状態で、抱きしめ合う。友樹の腕が腰に回り、横抱きにされた。
 抱き上げられた状態だ。腰をしっかり抱えられているので、安定している。彼にくっつきたくて思わず首筋に腕を絡めた。
 その瞬間、腕の力がさらに強められた気がした。
 扉が開いて、寝室の中に入っていた。ベッドの上に慎重に下ろされると、友樹も横に座る。膝と膝がくっついて距離はゼロだ。彼はこちらに甘い眼差しを向けていた。
「友樹さん、話してくれてありがとう。話を聞けてよかった」
 友樹が、真っ直ぐ視線をぶつけてくるので正直に伝えた。
「一週間前よりも今の方がもっと好き」
「俺を殺す気か?」
 ため息をつくように言われて、きょとんとする。
「純粋な佳苗に、惚れまくってるよ。よく二年も待てたと自分でも思う」
 髪を撫でられて、うっとりする。
「抱いていいか」
 直接的なセリフに、心臓がバクバクした。
「……抱いてください」
 はあ、と息をついた友樹が、佳苗の身体を横たえた。上から見下ろしてくる彼の視線は、艶めいていて、見たことがないものだ。
 抱きつくと、友樹はせつなげな顔をした。彼が、身体を傾けてきて、影が重なる。
 唇が重なって溶けるような心地になった。何度も唇を食み、舌でなぞった後、熱い舌が侵入してきた。
 びくん、と背筋が強張る。腰に腕が回った。執拗に舌が絡められるたび、顎に滴が伝う。
「んん……っ」
 心臓が、暴れ狂っている。歯列をなぞり、吸い上げる動きに身体が熱くなってくる。
 視界が少し潤んでいた。友樹の舌先は、佳苗の舌を絡めとる。
 吐息ごと奪うかのような激しいキスにくらくらとめまいがしてきた。息遣いが段々と荒くなる。
 気がつけば首筋から鎖骨に、唇が押し当てられていた。バスローブの上から胸の位置に手が置かれた。
 目をつむり息を詰める。大きな手が、確かめるように乳房を丸く捏ねる。
 舌を絡めるキスをし、ふくらみを揉みしだく。
 友樹のキスが離れた途端、唇の隙間から息が漏れた。彼の息は少し荒くなっているようだ。
「直接、触れるよ」
 バスローブの紐が緩められ、はだけられていく。素肌が外気に触れて、震えた。
 大きな手が、乳房を荒々しく揉んだ。先程より強い刺激に襲われる。指先が頂をかすめる。
「……あんっ……」
 自分から漏れ出た甘い声に、はっとする。
「素直に鳴いて俺に応えてくれ」
 言われなくても、声は抑えられそうになかった。かすめた程度だった指先が、頂をこね、小さく弾いたのだ。
 片方は、唇に吸い込まれ、もてあそばれる。舌で掬い唾液をまぶしては、そこを吸い上げる。
「ああっ……」
 じゅ、っと音がして彼が美味しそうに舐めているのが分かった。乳房は手のひらで自由に形を変え弾んでいる。
 乳首に歯が当たり小さく噛まれて背を反らせる。腕が腰をしっかりつかんでいたから、自分でも気づいてしまった。
 乳首を濡れた舌が這う。蛇のような動きがとてもなまめかしい。
 きつく吸われた時、あられもない声を紡いでしまう。痛みの後やってくるのはじんわりとした快楽。
 指先で捏ねられる乳首が、痛いほど張りつめていた。体の奥に甘い感覚が拡がっていく。 肌をこんなふうに愛でられることが、気持ちいいだなんて知らなかった。
 このまま身を委ねることに抵抗は浮かばない。
「佳苗、かわいい」
 頂きにキスをされてささやかれる。息がかかってぞくぞくっと腰が震えた。
「はぁ……っ」
 肌をたどる指先の温度は冷たくて、それが感じる要因にもなっているのだろうか。
 手のひらが、首筋から鎖骨、胸を辿りお腹へと降りていく。骨ばった指の感触は、男の人だなと感じる。
 友樹が触れる場所から熱が広がっていく。頂きを突く舌先。はだけられたバスローブが、汗で背中に張り付いている。
 シーツの上で身もだえて、唇を噛んだ。彼は、咎めるようにキスをして吐息を奪い尽くす。ちゅく、ちゅく、と音がして、じわっと内部から水がこぼれた感覚がする。
 いやいやと頭を振っていると、腹部をたどった指が内股に忍び込んだ。
「濡れてる」
 指先が軽く触れただけで、水音が立つ。
「や、やだ……」
「大丈夫だ。俺に感じてくれているということだから」
 舌が首筋をなぞる。うっすらと瞼を開く。視界は涙でにじんでいた。
 明るい中、表情を見られなくてよかった。瞼を指先が拭い、キスをされる。
「これくらいでそんなになってたらこの先、大変だぞ」
「……大丈夫。怖くない」
 強がる唇は優しいキスが慰めてくれた。両脚が開かれていく。
 大きな手が、足の付け根に触れて撫で上げた。濡れていると指摘された場所にが置かれているようだ。
「ゆ、友樹さん……、そんなところ汚いよ……」
 声を震わせて口にする。かあっ、と頬が熱くなった。視線と指先が秘所を暴いていく。長い指は躊躇いなく、溝をなぞり往復した。
 先程よりはっきりと水音が聞こえても、気にする余裕はない。
 指先は、内股の奥に潜み佳苗の中に眠る女を引きずり出そうとしていた。唇がわなないて腰もわななく。
 つ、と秘核に触れた瞬間、大きな声が漏れていた。
「ああっ……」
「ここか?」
 ぐ、と指が秘核を押しつぶす。ぐにぐにと捏ねられるとしびれがより強くなった。指先でシーツを掴んだ。
「拭ってやらなければ」
 友樹がそこに顔を埋めたのが分かった。前髪が太ももに触れる感触。
 じいっと、見られている気がして顔を両手で覆う。
 暗闇の中だから、しっかり見えていなくても心の奥の目で見透かされていると思った。
 息がかかって、内ももが震えた。
 歯の間に挟まれてそこが硬さを増している。頤を反らすと、腰が浮く。
 溢れる蜜をすする音に羞恥を煽られた。友樹は飽き足らず何度も溢れる水を啜り、指で溝を擦っている。
「あっ……あああ」
 息が弾む。腕の中で、何度も腰をくねらせてしまう。
「……っ、あ」
 長い指が、膣内に入ってくる。少し痛い。ごつごつとした指が膣内にある一点でとまった。
 びく、っと肩が揺れたのを気取られたのか、指先を丸めてそこを撫でられた。
 大きく息を吐き出す。瞼の裏で光が明滅した。
「……友樹さん」
 腕を伸ばして彼に触れようとした。
「あ、あ……だめっ……!!」
 ざらざらした場所を擦られて、腰が跳ねシーツに沈んだ。真っ白な光が訪れて、一気に遠ざかっていく。

 肩で息をする佳苗を包み込んでくれる腕は、とてもたくましい。腕の中から顔を上げる。
 差し込んだ月明かりが、美しい男性の裸身を浮かび上がらせる。上向けになった体を少し起こして、食い入るように見つめた。
 はだけられたバスローブには、昇竜の入れ墨があった。肩から、腹部、背中に続く大きな絵だ。
 ごくん、と息をのむ。あまりにも目映くて視線が引き寄せられてしまう。
 正面から、抱きついて頬を寄せると友樹の息づかいが聞こえた。心臓に手を当てると激しく脈打っている。
「綺麗……」
「怖くないのか?」
「どうして? 友樹さんの生きてきた証があるだけだわ」
 背中を撫でていると、笑う声がする。
「……佳苗は恐れを知らないんだな」
 入れ墨を撫でる掌を掴まれ、口づけられる。月光は欲に濡れた眼差しまで明らかにしていた。
「抱くぞ」
 二度目の宣言。髪を撫でる手が、腰を伝い落ちる。組み敷かれて彼に真上から見下ろされた。友樹の瞳は情熱的で、恐ろしいほど艶めいていてゾクゾクしてしまう。
 足の間にあたる焦熱は、佳苗を求めている。
 背中に腕を回すと、入れ墨に指が触れる。友樹の生きる証に触れてこれから……。
 心臓が高ぶってしまう。指で頬を落ちる髪をかき分け、唇は耳たぶを食む。
 長い指が濡れた秘所を往復する。自分の唇を舐める友樹の姿がやけにエロティックだった。
 カーテンからの月光なんて、先程まで気づかなかったのに抱かれる時になってさらけ出されている。
 お互い、何も隠されていない。濡れそぼった場所を指がなぞれば、ぶるりと背筋が震える。
 薄い膜を纏った肉欲が、内股の間に突きつけられていた。どく、と呼吸しているようだ。
「い……たっ……」
 友樹を傷つけてないだろうか。不安になり涙目になった。
 指とは比べものにならない質量が、狭い膣内を突き進もうとしている。
「もう少しだ」
 大きな掌が、髪を撫でた。慰めてくれているみたいだ。
 彼が動きを止めてくれたので小さく息を吸って吐く。もう一度、鋭い痛みを覚えた後、それは果たされた。
「……佳苗のナカにいる」
 ぴったりと体が合わさっている。友樹は佳苗の負担にならないように少し隙間を空けて自らの欲望を侵入させていた。
 あまりの衝撃に唇を開き頤を反らせる。
 切なくて、甘く優しい甘美な感覚を感じていた。
「……友樹さんがいる」
 膣内に辿り着いた友樹は、力強く存在を主張していた。彼の昂ぶりが収まるか不安だったがちゃんと受け入れられて不思議な感動を覚える。
 激しい息づかいが、真上から聞こえる。
「痛いか?」
「……思ったほどじゃなかった。友樹さんが上手だからだわ」
「無邪気に煽るんだな」
「思ったこと言っただけよ?」
 クスッ、と笑われた気配。
 一つに結ばれた喜びが強かった。優しく誘導してくれたから、恐怖や不安はなかった。
「動くぞ」
 彼はそう言うと、大胆に腰を揺らめかせた。最奥から浅い場所を突かれて頤が反る。怖くなって背中にしがみつくと更に激しく突き上げられる。
 こちらの様子を見ながら腰の動きを変えていく。いつしか鋭い痛みが和らぎ甘い喘ぎを紡いでいた。
「あっ……ん!」
 指先でシーツを掴む。激しい動きに視界が揺れた。揺れる乳房を大きな手が掴み揉みしだく。指先が先端に触れる。舌が掬うように尖りをなぞれば鼻から甘い息が漏れた。友樹は腰をグラインドさせ、大きく中を抉る動きをする。
「っ……くっ」
 背中に爪を立てると彼はうめき声を上げた。
 ずん、と押し上げられる。大きな肉欲が膣内をかき回す。
 友樹が、腰を揺らしていた。
 肩口を掴むと、さらに勢いが増す。
 最奥にあたった先端が、引っ掻くように擦った。
「ああん……っ」
 突き上げられ、胸の頂を甘噛みされる。
 限界まで開いた両脚の間に、友樹の身体が割り込む。剛直が最奥を貫き、光が脳裏に瞬いた。
「……好きだ」
 耳元で囁かれる。友樹がゆるやかに腰を回した。激しくされるより、強い快感を覚え、口元から甘い息を吐き出す。
「好き……好き」
 子供が甘えるみたいにささやけば、ぐっと熱の切っ先を突きつけられる。胎内がざわめいて、波音が激しくなっていく。
 臀部を掴まれ、突き上げるスピードが増す。
「……っあ」
 ぱちぱち、と火花が爆ぜる。膣内で大きく膨らんだ欲望が、弾けた。
 友樹の表情は月が影に隠され見ることはかなわなかったが、こちらもあられもない姿を見られずにすんだ。

 瞬きをする。硬い胸板に包まれて眠り込んでいたようだ。
 下腹に感じる鈍い痛みと濡れた感触に、友樹と結ばれたのを実感した。
 頬を涙がこぼれ落ちる。
 友樹の胸元に落ちたせいか、彼は目を覚ました。彼が長い指先で頬の涙を拭ってくれる。
「大丈夫か?」
「はい」
「最高に可愛くて綺麗だった」
「……そ、そんな」
 飾らない言葉を聞いて胸がじーんとする。友樹の妖艶さに翻弄されて、波にのまれていただけ。きっとみっともない姿もさらしただろうに、彼は優しい言葉をくれた。
 感慨深く、胸元の入れ墨に触れていたら、友樹が身を起こした。
 指を絡めたままで、空いた方の手は髪を撫でている。
「身体は平気か?」
 瞬きする。友樹の気遣いに、頬が緩んだ。若干、痛みはあるものの充足感の方が大きかった。
 そして、まだ繋がっていたいという欲望も。
「もっと佳苗を感じたい」
 押し当てられた肉欲は既に硬さを取り戻していた。二人とも先程まで愛し合っていた熱はまだ冷めやらないようだ。
 指先を伸ばして友樹の頬を撫でる。言葉にするのには照れてしまったが伝わると嬉しい。
「いじらしさにそそられる」
 友樹は羽織っていたバスローブを脱ぎ放つと、のしかかってくる。佳苗が眠りに落ちていた隙に準備を整えていたようだ。
 先程より大胆に胸の中に閉じ込められ、腰に欲望を押しつけられる。
 膣内に這入ってきたモノは、すさまじい圧迫感を伝えてくる。
 息を吐き出し、シーツを掴む。耳たぶを舌がなぞり、小さく噛まれた。
 次の瞬間、最奥を貫かれていた。

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