独占欲強めな同僚の執着愛に溺れました

書籍情報

優しくするから怖がらなくていいよ

独占欲強めな同僚の執着愛に溺れました

著者:ひなの琴莉
イラスト:カトーナオ
発売日:8月28日
定価:630円+税

元カレとの苦い経験のせいで恋愛に強いトラウマを抱いている愛花は、大手菓子メーカーの広報室に勤める普通のOL。
ある日、仕事先で偶然元カレと再会してしまった愛花。横暴な元カレの態度で辛い過去を思い出し、身が竦んで動けなくなってしまう。
そんな愛花を助け出してくれたのは、同部署で働く先輩社員の牧丘だった。話を聞いてくれる彼に、愛花は自然と自身の悩みを打ち明けていく。
自分のことのように話に聞き入ってくれていた牧丘だったが、彼は思いもよらぬ提案をしてきて……。
「……女性としての喜び、俺が教えてあげたいな」
一夜限りの関係と割り切るはずが、愛花は身も心も優しく解きほぐしてくれた彼に抑えきれぬ想いを抱いてしまい――!?

【人物紹介】

鈴森愛花(すずもりあいか)
大手菓子メーカーの広報室で働くOL。
童顔を気にしており、できる限り大人っぽく見えるように努力している。
元カレとの経験がトラウマとなり、二度と恋愛なんてしたくないと思っているが、同じ部署で働く牧丘の優しさに惹かれている。

牧丘涼平(まきおかりょうへい)
愛花と同じ部署に勤めている先輩社員。
眼鏡と前髪のせいで地味な印象だが、実は隠れイケメン。
明るく真っ直ぐな愛花をずっと気にかけていた。

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*取り扱いサイトは、各書店に掲載され次第、更新されます。


【試し読み】

「のぼせちゃうから、ベッドに行こうか」

 二人で湯から出ると、牧丘は愛花の体を脱衣所で拭いてくれる。愛花の体はすっかり桃色に染まっていた。

「今日はもっと、もっと気持ちよくなってほしいんだ。続きはベッドでしてあげるからね」

 甘く囁くと身を屈めてキスをしてくれた。彼の口づけにうっとりしているとそのまま横抱きにされ、体が宙に浮いた愛花は喫驚し牧丘の首に腕を回してしがみつく。
 牧丘は柔らかく笑って愛花にキスをした。お姫様抱っこまでしてくれるなんて、胸がキュンとしてしまう。
 瞳を潤ませている愛花を運び、部屋のほとんどを占めているキングサイズのベッドにそっと寝かせた。二人の体重でベッドが沈む。

「愛花ちゃん」

 愛花を組み敷き愛おしそうに名前を呼んでくれる。指の関節で愛花の火照った頬を撫でて微笑んだ。
 ゆっくりと顔が近づいてきて唇が重なり、背中に手を回して抱きしめられた。唇を割って入り込んでくる舌の動きがねっとりとしていて、消えそうだった快楽の火が一気に燃え上がっていく。ぬちゅぬちゅと濡れた音を響かせながらキスをして、牧丘は愛花の胸の先端を親指で弾いた。

「はぁ……んんっ」
「可愛い声で啼いてくれるね」

 髪の毛を掻き上げた彼に見つめられて、頬が熱くなる。整った顔が近くにあって照れてしまう。
 欲情を含んだ視線を向けられると、蜂蜜漬けにされたような甘い感情に支配されていく。愛花は抱きしめてくれる牧丘に手を伸ばして彼の頬を包み込む。

「牧丘君。今みたいに眼鏡を取ったほうがかっこいいよ。前髪も目にかからないぐらいにしたほうがいいかも」
「愛花ちゃんは、眼鏡ないほうが好き?」
「眼鏡も嫌いじゃないけど、せっかくの綺麗な瞳が隠れてもったいないよ」
「じゃあ愛花ちゃんの好みの髪型にする。愛花ちゃんが喜んでくれるなら俺、頑張るから」

 勘違いしそうな言葉に愛花はぽうっとなった。誤解してはいけない。これは、牧丘の優しさから言ってくれている言葉なのだから。
 頭の中で考えていると、牧丘が愛花の胸の先端をキュッと少し強めに摘む。体が跳ねる愛花に彼が官能的な瞳を向けてくる。乳頭の根本から先っぽに向かって扱かれ、引っ張られる。

「……ぁっ、んんっ」
「愛花ちゃんの乳首、感じやすくて可愛い。すごく美味しそうだね」

 牧丘は胸の先端に顔を近づけてきてにっこりと笑う。彼の口元から赤い舌が見え隠れしていて愛花は舐めてほしいと思ってしまった。舐められるところを想像するだけで胸の先端が張り詰めてきて切なさが体を支配する。

「舐めてほしい?」

 素直に頷いていいのだろうか。はしたないって思われてしまわないか。口を結んでいると牧丘は愛花の手を握って手の甲にキスをしてきた。そして人差し指を口の中に含まれてチュパチュパと音を立てて舐められる。

「……はっ、ん、あぁぁっ」

 流し目で愛花を見ながら指を舐めているのがエロティックで、指が性感帯になってしまったかのように感じてしまう。
「指もいいんだ? でも、本当はこっちを舐めてもらいたいんじゃないの?」
 少し意地悪な口調で言って牧丘は愛花の胸の膨らみに舌を伸ばした。胸の輪郭を舌が這う。時折吸い付いて、花びらを散らされる。チュッチュと吸われるたびに愛花の体が反って跳ねた。
 舐めてほしいところを焦らされてなかなか舐めてくれない。もどかしくなって涙目で見つめると牧丘は愛花の胸の先端にねっとりと舌を絡めてきた。ざらついた舌に刺激された愛花の胸は濡れて光る。ぬるぬるとして気持ちがいいと思えば舌先を固くして先端だけを掠めるように舐められた。

「んっ……あ、んっ……」

 勃ち上がった胸の先端を軽く歯を立てて噛まれる。ピリリとした甘い刺激にシーツを握り締めながら牧丘が与えてくれる歓びを堪能する。
 胸の先端が音を立てるようにしていやらしく吸い付かれる。両方の胸を寄せられると乳首同士が擦れ合い、両方同時に舐められ、愛花は喉を反らした。

「……牧丘君、んっ……あっ……あぁぁんっ……あっ」

 このまま胸を弄られているとそれだけでまた達してしまいそうになる。
(こんな、感じちゃうなんて……嘘みたい)
 胸を攻められているだけでは物足りなくなってきて、下のほうにも触れてほしくなる。素直に甘えることができずに腰を左右にゆるゆると動かしてシーツの上で足をジタバタさせてしまう。
 愛花の様子を楽しそうに見ている牧丘は、右胸を揉みながら左側の手でウエストラインを撫でていく。
 腰がガクガクと震えて力が入ってしまう愛花の動きを牧丘の手が止める。涙目で彼のことを見てみると愉快そうに目尻を下げていた。
「気持ちよくて腰が動いちゃうんだ? 愛花ちゃん、エッチで可愛いよ」
 熱を含んだ声で褒められるので、耳まで犯されているような気持ちになっていく。触ってほしくて乞うように見つめると、左手がゆっくりと降りてきた。
 胸を揉みながら体をまんべんなく撫で回され、唇がお腹へと下がっていき、おへその中を舐められてしまう。
 そんなところを誰にも舐められたことがなかったので狼狽したが、またもや腰が浮いてしまった。
 快楽に溺れる様子を見て気をよくしたのか、牧丘の唇が太腿に口づけられる。膝を掴んで足を大きく開かれると内腿にもチュッチュと吸い付いてきた。快楽が強くて太腿が震えてしまう。

「……はぁんっ、……はぁ、あぁぁっ……」

 ねっとりと足の付け根に唇を寄せてペロペロと舐められ、愛花の呼吸が上がっていく。もっと敏感なところに触れてほしいと思うけれど、困っている愛花の様子を見るのが牧丘は好きらしく、なかなか触ってくれなくてもどかしい。
 腰がヒクヒク動いて自分でも制御できなくなっている。
 直人には胸を触られただけだったから、誰にも下は触られたことがないのに、触れてもらいたくてどうしようもない。
 牧丘が愛花の太腿を手で押さえて大きく開くと、熱く蕩けている蜜壺から透明の蜜がコポっと伝ってきた。彼はそれを指で掬って粘着度を確かめている。親指と人差し指を開けば糸が引いているのだ。

「愛花ちゃん……すごく濡れてる……。俺に舐められてこんなになっちゃったんだね?」
「……し、知らない」

 素直になれない愛花は両手で自分の顔を覆い隠した。クスクスと愛おしそうに笑う声が聞こえてくる。
 人差し指でツーっと割れ目をなぞると、愛花の体は思いっきり跳ねた。

「あっ」
「まだ何もしてないよ。これからもっとよくしてあげるからね」

 魅惑的な笑みを浮かべて垂れている蜜を指で掬う。指で柔毛を掻き分けてじっくりと花びらを撫で回してきた。じんわりと快楽が広がっていき、それが次第に強くなってくる。親指と中指で花びらが開かれると充血している愛花の敏感な粒が顔を出す。

「真っ赤になってるよ。ここ、気持ちがいいところなんだね」

 人差し指で触れてきて、上下左右とランダムな動きで弄ってくる。じんじんと強烈な快楽に愛花の体は蕩けていく。
 コリコリとしているそれを摘まれると気持ちよすぎて足を閉じそうになるが、手で押さえつけられていて大きく開いたまま。こんなに淫らな格好をしていることは恥ずかしくてたまらないのに、淫猥な動きをする牧丘の指に集中して思考が正常に動かなくなる。

「あっあぁぁ、ん、そこ……すごいの、あっっ」
「じんじんして気持ちいい?」
「うん、すごく、あぁぁっ……気持ちいいの、あっ……あぁぁんっ」
「いっぱい濡れたから指、挿れてみようか」

 中に挿れられるのはまだ少し怖かったけれど、愛花はお腹のもっと奥まで快楽を与えてもらいたくなった。
 潤っているところに節くれた指を挿れるとクチュッと音がする。
 痛いかと思って覚悟していたのにたっぷりと焦らされて濡れそぼっているそこはすんなりと牧丘の指を飲み込んでいく。自分の中がうねうねと動き彼の指に絡みついているような感覚に陥った。指を締め付けるようにキュッキュっと力が入る。
 その卑猥な蜜壺の反応に満足したのか牧丘は瞳の色を濃くして緩慢な動きで奥まで進めてきた。
 隘路が擦り上げられて熱を帯びてくる。初めて自分の体の中に、他人の体の一部が入ってきたのにあまり違和感を覚えず、快感のほうが勝っている。肉襞を一枚一枚ほぐすように撫でつけられ、愛花の腰が浮く。そのタイミングで指を奥までグイッと挿れると濡れた音が響いた。

「痛い?」
「痛くない……気持ちいい……」

 消えてしまいそうな声で言うと牧丘はさらに指を進め、窄まったところの手前をかき混ぜるように動かし始めた。お腹の中が押し広げられているみたいで次から次へと蜜が溢れてくる。

「んっ……んんっ、あぁぁ」

 牧丘の両手が秘所を弄る。泥濘に指を沈めてかき混ぜながら、もう片方の手で恥粒を捏ねる。あらゆるところから、予想ができない刺激を与えられて蜜壺はトロトロに濡れそぼっていた。

「ぐちょぐちょになって、すごく気持ちよさそうだね。でも、もっと柔らかくしてあげないといけないのかな?」

 彼の言葉はなぜか疑問形だった。官能に浸っている脳みその片隅で不思議に思っていると、指が抜かれてしまう。

「牧丘君……」

 もっと続けてと乞うように見つめると牧丘は愛花の頭を撫でてから、身を屈めて秘部に顔を近づけた。指で広げられた花びらはピンク色になっていて、てらてらと光っている。間近で見られているだけでヒクヒクと生き物のように戦慄いて、奥から蜜を押し出す。

「そ、そんなところに顔を近づけないで……お願い……だから」
「……とてもいやらしくて女性らしい香りがする。あぁ、また垂れてきたよ?」

 牧丘は興奮を隠しきれないような声で言った。

「報告しなくていいから……、あっ……んっ、牧丘……くぅんっ」

 刺激を与えて……。大きく足を開きながら腰がゆるゆると勝手に動いてしまう。牧丘の口から長い舌が伸びてきて、ルビーのように充血した敏感な粒を飴玉のようにコロコロと転がす。

「ひゃぁあっ」

 強い快楽だったので逃げ出そうとするが、太腿をガッチリと掴まれているから、動けない。
 今度は割れ目をまんべんなく上下に舐められて、チュウっと秘玉が強く吸われる。敏感な粒に絶え間なく刺激を与えながら、姫壺に指が入り込んできて、浅いところで円を描くように動かされ、卑猥な水音を奏でる。

「あぁっ……、んっ……牧丘君、あぁぁああ、いやぁっ」

 彼の動きを止めようと頭を押さえつけるけれど力が入らない。顔を動かしながら舐められる。空いている手で胸の先端を摘まれて、愛花は牧丘の頭から手を離し、シーツを握りしめながら頭を左右に振る。

「あぁぁああ、もう、駄目……だって、ああっ、んっ、そこ、ひゃああっ」

 バスルームで経験した快楽の絶頂が迫ってくるタイミングで、牧丘の指の本数が二本に増えた。じゅぶじゅぶと激しく動かされて意識が遠のく。

「すっごく……締まる。絡みついて厭らしいよ、愛花ちゃん」
「それ以上したら……、また……おかしくなっちゃうっ……ああっ……待って……あぁぁああっ!」

 気持ちよすぎて愛花は生理的な涙を流す。もう言葉にならない喘ぎ声を上げて、隘路を思いっきり締め付けた。牧丘の指をがっちり掴んで離さないとでも言いたげな愛花の姫壺は、とろとろになり熱くなっていく。

「あぁぁああ、んんんっ!」

 指の動きが加速され飛沫が飛んでいる。牧丘は妖艶な笑みを浮かべながら愛花を絶頂へと導いていく。背を反らしながら、愛花はついに快楽の山を登りきった。

「あぁ、ああっぁぁああ!」

 達してしまった愛花は肩を上下に動かして大きく呼吸を繰り返す。目の前がチカチカとして目眩を起こしてしまいそうだった。
 足の間から覗いてくる牧丘が嬉しそうににっこりと微笑んだ。

「またイけたね。気持ちよさそうだったから見ている俺も出そうになった……。愛花ちゃん、すごいね……」
「……すごかった」

 全身が真っ赤に染まっている愛花は、与えられる快楽の強さに翻弄され瞳がとろんとしている。

「イけてよかったね。愛花ちゃん」

 頭を撫でてチュッとキスをしてくるので、愛花は素直に嬉しくて笑みを浮かべた。キスを繰り返していると呼吸が落ち着いてくる。

「もっと奥まで開いてあげないとね。俺の……入らないから」

 少し照れくさそうに言う牧丘のことが可愛く感じて、キュンとした。そして、いよいよ体を重ねるのだと思うと緊張して蜜洞も一緒にキュッと締まったみたいだ。牧丘は人差し指を愛花の姫壺にそっと沈めて入口をかき混ぜてきた。長い指を少しきつそうに押し進めていく。

「力、抜いて」
「だって……気持ちがよくて……」
「それはよかった。たっぷりと解してあげないとね」

 嬉しそうに呟いた牧丘の指が窄みに到達する。自分では指を挿れたことがないけれど、きっと届かない場所だ。そこを弄られていると考えるだけで秘所に熱を帯びてくる。

「この奥……に、俺のを挿れるんだ」
「うん……っ」
「痛かったら可哀想だから、ゆっくり開いていくからね」

 一度手前まで引き抜くと指が二本になった。緩慢な動きで奥までねっとりじっくりと攻め立ててくれると、透明な蜜が溢れてくる。再度窄みに到達して中を押し広げられると経験したことのない感覚に愛花は顔をしかめる。

「痛い?」
「……へんな、感じなの」
「そっか、大丈夫なはずだから。すぐに俺の形に馴染んでいくよ、きっと……」

 独占欲にも似た言葉が愛花の胸に心地よく響く。牧丘の長く節くれた指が奥から蜜を掻き出すように卑猥に動き、愛花は先ほどよりももっと深いところから快楽が湧き上がってくる感覚に陥る。
 手前まで引き抜いて、奥まで挿れるピストン運動を時間をかけながら繰り返され、愛花は眉間に皺を寄せて牧丘の指を堪能する。

「俺の指がぐちょぐちょになっていく。愛花ちゃんのここ、最高だね」

 淫らになっている状態を細かく報告されると、よけいに感じてしまう。自分は淫猥な言葉に反応するアブノーマルな人間なのかもしれない。

「……ぁ、あぁぁん、そ、こ……擦っちゃ……んんっ」

 内側の壁を擦られ、何とも言えないような甘い痺れに包まれて、蜜壺が物欲しげにビクビク動く。

「あっあぁぁああ、んっ……あぁぁああ、うっ」

 あまりにも自分から甲高い声を出してしまうので、自らの腕で口を隠してしまう。

「愛花ちゃん、ここは防音だから大丈夫。もっと君の可愛い声を聞かせて」

 牧丘は愛花の腕をそっと外して彼の片手で彼女の両手をベッドに押さえ込む。
 胸の膨らみが露わになり、牧丘に見せつけているようで恥ずかしい。彼に覆いかぶさられ、愛花の手は頭上で拘束されて足は大きく開かされている。かなり深いところまで指を抜いたり挿したりされて、愛花の息は呼吸を上げていく。

「すごい、俺の指をズブズブ飲み込んでいく……。愛花ちゃん、エッチだね。ほら、音聞こえる?」

 グチュグチュと聞こえて、穴があったら入りたいくらい。
 体も脳みそも溶かされている。牧丘の指に好き放題されているのに、癖になってしまいそう。

「ぁ……んっ、また、……あっ……んっ、そこ、駄目っ……あっ」

 また達してしまいそうになったとき、牧丘は指を引き抜いてしまった。急に抜かれたので膣がじんじんと切なく戦慄いている。
 急に指を抜かれたせいでものすごい喪失感に襲われてしまい、愕然として牧丘を見つめる。
(……どうしていいところでやめてしまったの? )
「そんな表情するなんて、反則だよ」
 牧丘が困ったように微笑む。
 愛花は熱が溜まり疼いて仕方がない。急に突き放されたような淋しさもあるし、体に灯った官能の火がまだ体の中で燃え続けている。
(どうにかして収めてくれなきゃ、変になっちゃう)

「愛花ちゃん、今夜はもっと、もっと触れさせてね」

 牧丘が近づいてきて愛花の後頭部にそっと手を伸ばして抱き寄せ、キスをする。すぐに、開いてしまう愛花の口の中に舌を滑り込ませてきた。
 もっとして、と願いを込めるように首に手を巻きつけてしまう。唇が離れると牧丘はうっとりとした瞳で見つめてくる。

「気持ちよかった?」

 質問された愛花は素直に頷き、乞うような瞳を向ける。

「このまま、愛花ちゃんのことを抱いてもいい?」

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