婚約破棄後、悪女のわたしを娶った氷の公爵がベッドの上では絶倫でした

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婚約破棄後、悪女のわたしを娶った氷の公爵がベッドの上では絶倫でした

著者:久藤れい
イラスト:ちょめ仔
発売日:2026年 10月30日
定価:710円+税

伯爵令嬢シャーロットは、ある夜会で婚約者から悪女だと言われ、婚約を破棄されてしまう……!
翌日、父から「氷の公爵」の異名を持つ公爵家当主アンドレ・ランドンとの結婚を告げられるシャーロット。
結婚式は明日と言われ、戸惑いながらも急な婚礼に臨むことに!
しかも冷徹と恐れられるアンドレだが、ベッドの上では絶倫だった――!?
「もう逃がさない。君は俺だけのものだ」
シャーロットを淫らにどこまでも蕩けさせるアンドレ……。
しかも、なにやら彼とは過去に出会っていたようで――?

【人物紹介】

シャーロット・ランドン
元伯爵令嬢。アンドレの妻。
気が強くも、愛情深い性格をしている。
根も葉もない「悪女」という噂を理由に婚約を破棄されてしまい――!?

アンドレ・ランドン
「氷の公爵」と呼ばる公爵家当主。
執着心が強く、一度気に入ったものは手放さない。
敵対する相手には容赦しない。
シャーロットと過去に出会ったことがあるらしく……?

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【試し読み】

 アンドレは敵対するものに容赦をしない姿勢から、畏怖を込めて『氷の公爵』と渾名されている。
 社交界でも彼の辣腕に関する噂は色々と耳に入った。
 ちらりと見上げると漆黒の髪に切れ長の空色の瞳、すっと通った鼻梁に薄い唇と、端正な面立ちは整っていて女性受けしそうに見える。
 式場でも思ったが、氷の公爵と呼ばれるに相応しい怜悧な整った顔立ちだ。
 だが恐らくは、顔面の良さを上回る悪評があるのだろう。
 でなければ悪女と呼ばれたうえに、悪役令嬢と揶揄され婚約破棄をされた傷物の令嬢を妻に、などと望むはずがないのだ。
「結婚してしまった以上、妻としての務めは果たしますが、それ以外は期待なさらないでください」
 愛のある結婚ではないのだから、当然の言い分だと思っている。
 アンドレの顎を掴む手を振り払い毅然と告げる。
 シャーロットは事実を口にしただけのつもりだったが、それが気に障ったらしい。
 アンドレは口元を歪めて、ニヒルな笑みを浮かべた。
「ずいぶんと元気に吠えるな」
「なにを……?!」
「啼くならベッドの上にしておけ」
「!」
 ぐいっと手首を掴まれ寝台に放られる。
 柔らかな感覚が背中に当たり、慌てて身体を起こそうとすると上にアンドレが圧し掛かってくる。
 脱ぎやすさ重視の寝衣姿なので、逞しい身体がちらりと見えてしまってシャーロットは頬を赤くしてしまう。
「この程度で赤くなるのか」
「この程度……?」
 ぽつりと零されたアンドレの言葉にむっと眉間に皺を寄せる。
 自身に男をとっかえひっかえして遊んでいる、という噂が流れているのは知っているが、それを真に受けているらしい発言に腹が立たないわけではない。
 彼女は淑女として貞淑に育てられたのだ。
 今日にいたるまで貴族令嬢らしく、男性経験など一つもない。
 口づけだって、先ほどが初めてだ。
 眉を寄せたシャーロットの額に口づけが落ちる。
 触れるだけのそれにすら頬を赤らめた彼女の様子に、アンドレは確信を抱いたようだった。
「やはり噂は当てにならないな」
 どこか上機嫌にそんなことを口にしたアンドレの手がネグリジェの裾から入ってくる。
 大きな手のひらに太ももを撫でられると背筋に甘い痺れが走った。
「っ」
 息を飲んだシャーロットの姿を見て、とろりと再び視線を欲に溶かしたアンドレが彼女の耳元で囁く。
「もう逃がさない。君は俺だけのものだ」
「どういう――っ!」
 言葉の真意を確かめたいのに、太ももについでネグリジェの上から豊かに膨らんだ双丘の片方を握りこまれ息が詰まる。
 やわやわと揉みしだかれると、それだけで呼吸が荒くなっていく。
 真っ赤に染まった顔を見られるのが恥ずかしくてそっぽを向いたシャーロットに、気づいたアンドレが腰に来る低い声で囁く。
「シャーロット、俺を見てくれ」
「っ」
 不思議と逆らおうという意思が起こらない。
 恐る恐るアンドレに視線を向けると、彼の空色の瞳と視線が絡む。
 欲を孕んだ瞳に射抜かれて、再びぞわりと背筋が粟だった。
 こくんと唾を飲み込んだ彼女の様子に、彼が低く笑う。
「いい子だ」
「あっ」
 太ももの内側を撫で上げていた手が、足の付け根に移動し、下着に触れる。
 初夜用に誂られた薄い下着の中に入り込んで、すでに濡れ始めている秘所の表面を撫でた。
 高い声を出したシャーロットの白い喉にアンドレの肉厚の舌が這う。
 今にも喉を食いちぎられそうで身を固くした彼女に対し、喉から肩筋を舐め、鎖骨に強く吸い付かれた。
「っ」
「白い肌によく似合う」
 痛みに目を閉じたシャーロットによくわからない言葉を告げ、アンドレが満足げに離れていく。
 片手で胸を揉みしだかれ、片手は下着の中で暴れている。羞恥を煽って仕方ない。
 シャーロットが固く目を閉じると、下着の中にいれられた右手が花芯を掠めた。
「ぁあ!」
「ちゃんと気持ちよくしてやるからな」
「やっ、あっ、あ! あぁあ!!」
 襞をかき分けている指先とは別に、親指で花芯を撫でられるとそれだけで腰に甘い疼きが溜まって仕方ない。
 いやいやと首を横に振るシャーロットに構わず、アンドレは彼女の様子を観察しながら、花芯を潰してくる。
「んぁあ!」
 びくんと背中をしならせた彼女にアンドレの笑みが深くなる。
 固くなった頂きを摘まれると同時にさらに強く花芯を押しつぶされた。
「ひゃああああ!!」
「達したか」
 背を仰け反らせ足を指先までぴんと伸ばす。
 脳裏で白い火花がはじけたような感覚があった。
 あられもない声をあげて達したシャーロットがくたりと全身から力を抜くと、アンドレの手が胸と花芯から離れていった。
 これで終わりだろうか、と荒い呼吸の中思っていると、両手を使って彼女の下着を脱がせたアンドレに驚いてしまう。
「え?」
 さらに慣れていない手つきでシャーロットのネグリジェを全て脱がされる。
 生まれたままの姿にされて、咄嗟に胸の前を手で隠す。
 異性に見せたことのない姿に羞恥が募って仕方ない。
「な、なにを!」
 なにをするのか、と問いかける彼女にアンドレは感嘆したように吐息を吐き出した。
「とても綺麗だ」
 つうっと無骨な指先がシャーロットの薄い腹を撫でる。
 今までに感じたことのない甘い痺れが背中を駆け抜け、ずぐりと腰の奥が甘く疼く。
 戸惑う彼女に、ニヤリと口角を吊り上げたアンドレが逆に問う。
「まさかこれで終わりだと? 本番はこれからだぞ」
「!」
 目を見開く彼女の様子に、アンドレがくつくつと笑う。
「本当に知識がないんだな」
「そ――!」
 それの何がいけないのか。反論しようとした瞬間、口を塞がれる。
 大きく目を見開いたシャーロットの眼前には目を閉じたアンドレの顔があり、驚いて薄く開いた唇のあわいから、彼の肉厚の舌が入り込んでくる。
「ん、んん!!」
 歯列を舐めあげ、頬肉を撫で、逃げるシャーロットの舌を追いかけてくる。
 つんつんと突かれて、頑なに奥に舌を逃がしていると、業を煮やしたのか守る布がない蜜壺に指が挿れられた。
「っ!!」
 突然襲い掛かった異物感に、驚いて声を出そうと舌を伸ばした瞬間、舌を絡めとられる。
 くちゅくちゅと淫らな音が耳朶に響いて頭が可笑しくなりそうだ。
 だが、同時に。
 深い口づけがとんでもなく気持ちいい。
 とろりと瞳を溶かしたシャーロットだが、すぐに蜜壺の中に挿れられた指先がさらに深く埋め込まれたことで身を捩った。
「ん、んん! んっ!」
「……君は少しは大人しくできないのか」
 唇が離れ、呆れたように告げられる。
 だが、その言葉はどこか甘い響きを伴っていた。
 余裕のないシャーロットは真っ赤に頬を染めて、反論の声をあげようとする。
「だ、だって!」
「妻としての役目は果たしてくれるんだろう?」
「あっ!」
 確かに嫁に入った以上、とは口にした。
 だが、ここまでだなんて知らなかったのだ。
 淑女教育は一通り受けてきたし、その中には閨に関する知識だってあった。
 だが、それらはどこか遠い他人ごとだった。
 すでにしっかりと濡れている蜜壺に入り込んだ指先が圧迫感と違和感を伝えてくる。
 それでもあまり痛みを感じないのは、入っているのが指だからなのか、あるいは口づけによって溶かされたからなのかシャーロットにはわからない。
「ぁああ!!」
「ここだな」
「やっ、やめっ、やめて!! そこ、へん、へんなのぉ……!」
 胎の中のある一点を掠めた瞬間、色の違う嬌声を上げたシャーロットにアンドレが目を細める。
 狙いを定め重点的に弱いところを責め立てられ身を捩る彼女の、きゅっと括れた細腰をアンドレが掴む。
 まるで逃げることは許さないといわんばかりの行動に、彼女がはくはくと口を開け閉めしながら嬌声を零していると、再び高みに上り詰められる。
 そして、とうとう二度目の絶頂を迎えようとした瞬間。
 するりとアンドレの指が抜かれた。
「え……?」
「そんなに物欲しげな目をするな。すぐにくれてやる」
 唖然とした声をだしたシャーロットにアンドレが獰猛に笑う。
 獲物を前にした肉食獣のような笑みに、ふるりと身体を震わせたシャーロットの前で、彼が寝衣を寛げて猛った己を取り出す。
 そそり立ったアンドレ自身は、長くて太くて、到底シャーロットの中に収まるとは思えなかった。
 知識として教えられたものよりずっと立派なそれに目が丸くなってしまう。
「む、むりよ」
「なに?」
「はいらないわ……!」
 悲鳴に似た声を出し逃げようと身を捩ったシャーロットの腰を両手で押さえて、アンドレが笑う。
「光栄なことを言ってくれる。だが、大丈夫だ」
「なに――っ!!」
 なにが大丈夫なのか、問いは音にならなかった。
 熱杭の先が蜜壺に押し当てられた瞬間、ずぷんと音を立てるような錯覚を経て彼女の中に押し入ってきたからだ。
「っ~~!!」
 痛くてたまらなくて声が出ない。
 涙目で息を止めたシャーロットの様子に、彼女の額に口づけを落としアンドレが告げる。
「呼吸をするんだ。深く息を吸って、吐いてくれ」
「う、あ……!」
「ゆっくりでいい。そう、その調子だ」
 言われた通りに深呼吸を繰り返すと、少しだけ痛みが楽になった気がした。
 シャーロットの呼吸がある程度整ったのを見て取って、再びアンドレが腰を進める。
「ぁあ……!」
「く、これは、すごいな」
 うねるように吸い付いてくる。
 そう零したアンドレの言葉もシャーロットの耳には届いていない。
 教えられた通りに呼吸を整えることに必死だった。
 そうしているうちに、身体の奥でなにかが破れる感覚と共に微かな痛みが襲う。
 破瓜の痛みだ。
「シャーロット、わかるか。奥まで届いたぞ」
「ふ、あ……っ」
 そっと目を開くと、アンドレが心底嬉しそうに笑っている。
 冷徹さなど欠片もない、無邪気ともいえるその笑みにきゅんと胸が高鳴って、同時に中をきゅうと締め付けてしまう。
「くっ」
「ぁあ!!」
 なぜかさらに大きくなった熱杭に上ずった声が零れ落ちた。
 暫くじっとしていたアンドレだが、ゆるゆると律動を開始する。
「うごく、ぞ」
「あっ、あっ、あぁあ!! やっ、ま、まって、あっ」
「これ以上は待てない」
 やや早口に言われて、アンドレの熱杭が中を擦り上げる。
 先ほど見つけられた感じる場所を執拗に擦られると、それだけで意図しない嬌声が次から次に口から飛び出してしまう。
「あぁあ!! やっ、あっ、あんっ、あっ、あぁ!!」
「かわいい、かわいいな、シャーロット」
「あっ、あぁ! ん、んあ、あ――っ!!」
 耳元で低い声で「かわいい」と繰り返されると気持ちいいのと相まって、どうしようもない気分になる。
 高められた身体が再び絶頂に達し、背筋とつま先を伸ばして中を締め付ける。
 心地よい充足感と、丁寧に溶かされ大切に愛された感覚に心が満たされていく。
 今まで感じたことのない満足感にシャーロットの瞳がとろりと甘く蕩ける。
 彼女の中がきゅうと伸縮したことにより、アンドレにも限界が訪れたのだろう。
「くぅ」
 低い声を漏らした彼が、シャーロットの中に熱を放つ。
 胎に広がった温かなそれが子を宿すための種子だと理解し、シャーロットはそっと目を閉じた。
 これで役目は終わったはずだ。
 想像とは少し違ったが、責任を果たせた達成感はある。
 情事の後の気だるさに身を任せてそのまま眠ろうとしたのだが、またも下から揺さぶられた。
「?!」
「まだ終わりではないぞ」
 驚いて目を開いたシャーロットにアンドレが獰猛に笑う。
 食べられる、とすでに食べられた身で思ったところで、蜜壺の中に挿れられたままの熱杭が固さを取り戻していることに気づく。
「どうしてですか?!」
「一度で満足できるはずがないだろう」
 何を当たり前のことを、と言わんばかりに告げられて、シャーロットの脳裏に家庭教師から学んだ『絶倫』の二文字がよぎる。
「……もしかして、絶倫、ですか……?」
「なんだ、知っていたのか」
 ニヤリと口角を吊り上げたアンドレに、満足するまで離してもらえないのだと察し、シャーロットは青ざめてしまう。
「や、やめ、あぁあ!!」
 胎の中に挿れられたままの熱杭が再び下から彼女を突き上げる。
 豊かな胸元を揺らしながら喘ぐシャーロットの上に覆いかぶさって、夜の獣が笑う。
「ああ、本当に愛らしい。やっと、やっと手に入れた……!」
「あっ、あっ、あぁああぁっ!!」
 もうアンドレがなにを口にしているのか、シャーロットの頭にはうまく入ってこない。
 ただただ気持ちがよかった。
 体中が溶けてしまいそうな快楽に支配されている。
 頭の中がぼんやりとしているのに、悦楽だけは敏感に拾ってしまい、可笑しくなりそうだ。
 どちらのものかもわからない体液の混ざり合う淫らな音が室内に響く。
 淫猥な音に耳朶から犯されているかのような錯覚を抱いてしまう。
「ん、ふ、んん」
 今更ながらに淫らな声を出している自分が恥ずかしくなり、口元を両手で押さえる。
 すると、彼女の上に覆いかぶさっているアンドレが不機嫌そうに眉を顰めた。
「声、聞かせてくれ」
「んあぁああ!!」
 アンドレによって両手を取られ、頭の上で縫い付けられるように押さえられる。
 押さえる手がなくなったことで、甲高い嬌声が口から零れてしまう。
 いやいやと首を横に振るが、構わずアンドレは律動を繰り返す。
 アンドレを見上げると、彼は些か余裕のなさそうな表情をしていた。
 その顔を引き出しているのがシャーロットだと思うと、胸がきゅんと高鳴る。
「ふ……く……!!」
 耳朶に届くアンドレの吐息が放つ色香が、さらに彼女を追い詰める。
 ますます快楽が身体に溜まっていき、気持ちが高まる。
 下から突き上げられる振動で揺れる双丘の片方をアンドレの大きな手が掴む。
「あっあっ、あぁあっ!」
 男の大きな手から零れ落ちるほど豊かな胸元を揉みしだかれる。
 唇が再び合わせられ、開いていたあわいからアンドレの舌が侵入する。
 もはや逃げることすら思いつかず、舌先を強く吸われると中と外から与えられる快楽に、またも視界が白く弾けた。
「~~っ!!」
 身体の奥深くから競りあがってきた快楽が、シャーロットを貫く。
「っ」
 びくびくと身体を震わせる彼女が胎の中をきゅうと締め付けると、再び胎の中に熱が注がれる。
 子を宿すための種子を二度も注ぎ込まれ、胎の奥がじんわりと温かくなるのは未知の感覚だ。
 本能からか一滴残らず搾り取るといわんばかりに、シャーロットの中が蠢く。
「くぅ」
 眉を寄せたアンドレが自身を擦りつける。
 少しだけ小さくなったように感じられたが、シャーロットが荒い呼吸を整えている間に、再び固く熱を持つ。
「やぁぁ……!! も、むりぃ……っ」
「もう少し付き合ってくれ、シャーロット」

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