
愛したがりな聖くんがヤンデレ豹変して、子作りを迫られている件について
著者:みなつき菫
イラスト:うすくち
発売日:2026年 10月30日
定価:710円+税
平凡な会社員・織内美琴は社内で「聖人君子」と呼ばれる完璧王子な神谷聖と交際中。
出会いは美琴が就職活動中に体調を崩していた聖を偶然助けたことがきっかけだった。
その後、聖の勤める会社に就職後、彼と再会を果たしたのだが――。
三ヶ月前、飲み会で聖から公開告白を受け、うっかり恋人になってしまい――!?
しかし交際後、一切触れてこない彼に「無理をしているのでは」と不安を抱える美琴。
聖に本心を尋ねると、これまで抑えてきた彼の熱烈な愛情と強い独占欲が表れて……!!
「朝まで寝かせないから、ちゃんと俺の形覚えてね」
ヤンデレ豹変した聖くんの甘く重たい執着愛からは逃げられない!?
【人物紹介】
織内美琴(おりうち みこと)
IT企業に勤める23歳。
のほほんと生きてきた、お人好し女子。
三ヶ月前、ひょんなことから「聖人君子」と呼ばれる聖と付き合うことに!?
神谷聖(かみや ひじり)
美琴と同じ会社に勤める27歳。美琴の恋人。
顔よし、性格よし、シゴデキなイケメン。
誰にでも優しい完璧な王子で「聖人君子」と言われている。
だが、美琴に対して秘めた想いを抱えているようで――?
●電子書籍 購入サイト
| Amazon | コミックシーモア | Renta! |
| honto | 楽天ブックス | 紀伊國屋書店 |
| DMM | ブックパス | Book Live |
| ReaderStore | ebook japan | BOOKWALKER |
*取り扱いサイトは、各書店に掲載され次第、更新されます。
【試し読み】
車を数分ほど走らせると、一軒の格式の高いシティホテルの地下駐車場へと滑りこんだ。
部屋に到着するまでの記憶なんて、ほとんどない。
気づいたときには、扉のロックがかかり、同時に私の唇は神谷さんによって塞がれていた。
「美琴……」
「んっ、んう……っ」
余裕のない囁き。いつも完璧な彼に、こんな余裕のない声で求められるのは初めてで、お腹の奥に甘く重たく響いてくる。
「神谷さん、シャワー――」
「浴びさせない。美琴の香りが消えてしまう。ありのままの君を味わいたい――」
有無を言わせずふわりと抱き上げられ、部屋の奥の大きなダブルベッドへと運ばれる。柔らかな間接照明の灯りが落ち、落ち着いた木目調のインテリアが高級感を漂わせていた。
そして、私をベッドへそっと寝かせると、捕らえるように覆い被さってきて、また彼は私の名前を愛おし気に呼びながら、唇を重ねてくる。
せめて一日中仕事で走り回った体をどうにか綺麗にしたいと思ったが……一瞬足りとも私から離れたくないというような焦燥感が、重ねられる深い口づけから痛いほど伝わってきた。舌を挿しこまれ、唇を貪られ、頭が真っ白になっている間に、私のブラウスのボタンが器用に外されていく。
「ぁ……」
私の衣服を床に落とし下着姿にすると、今度は神谷さんが私の上で、自らの濃紺のジャケットを乱暴に脱ぎ捨て、シャツのボタンをもどかしそうに解いていった。
露わになった彼の肉体に、私は思わず息を呑む。
いつも清潔感のある服をスマートに着こなしているから細身に見えていたけれど、そこにあったのは、無駄な脂肪が一切ない、しなやかで均整の取れた大人の男性の体だった。
薄暗い部屋の光に浮かび上がる、逞しい胸板と美しく割れた腹筋。いつも社内で見せる、夜の顔が想像できない聖人君子とはかけ離れた、雄の魅力に満ちた肉体を前にして、心臓が爆発しそうなほど跳ね上がる。
戸惑っているのに、ただただ、彼の放つ魅力に圧倒されてしまう。
呆然と見上げる私に、神谷さんは熱い吐息を漏らしながら、再びゆっくりとシーツに両肘をついて覆い被さってきた。
「美琴……」
逃げ道を塞がれたまま、彼の大きな手が、私の背中のホックへと回る。絡む吐息はとても性急なのに、私の体に触れる指先は優しくて丁寧だ。
ぷつんとホックが外れ、ブラジャーで押さえられていた胸元が緩む。
瞳を濡れたように輝かせた神谷さんは、壊れ物を扱うように優しい手つきでブラジャーを肩から滑り落とし、最後に残ったショーツも、両手でそっと引き下げ、足首から脱がした。その間、視線は、じっとりと体に注がれたままだ。
恥ずかしすぎる……。
完全な全裸にされた私は、両腕で胸元を隠しシーツの上で身体を丸めようとした。けれど、それよりも早く、神谷さんの伸びてきた手が私の両手首を掴み、顔の横に縫い付けるように留めてしまう。
「ぁ……」
ぷるん……! と胸が揺れる。自分で言うのも恥ずかしいけれど、私の胸は少しばかりボリュームがある。わずかに動くだけで、自分の視界でもわかるほどに大きく揺れてしまう。
「ああ、綺麗だ……綺麗だよ、美琴……!」
神谷さんはその白く膨らむ双丘に、吸い寄せられるようにして顔を埋めてきた。
「あ……っ」
「美琴……ずっと、ずっと君の素肌にこうやって触れたかった。毎日会社で、服の上からでも君の身体が魅力的だって、嫌というほどわかっていたのに……我慢するの、本当に死にそうだったんだから」
うっとりと熱い息を肌に吹きかけながら、胸の谷間に何度も深く額を押し付け、愛おしそうに香りを吸いこまれる。自分のすべてを肯定されるような彼の熱量に、恥ずかしいと思いつつも胸の奥がじんわりと甘く痺れていく。
やがて、神谷さんはゆっくりと顔を上げると、大きな両手で私の胸を優しく包みこむようにして揉みほぐした。
「ぁっ、あ……かみや、さん」
「名前で呼んでよ。美琴に、名前で呼んでもらうの、夢だったんだ」
夢って、大げさな……。そう思うのに、優しい声に促されて、勝手に言葉がこぼれてしまう。
「んっ、あ、ぁ……ひじ、り、さん……?」
「はあ~~可愛い……! でも、呼び捨てとか〝君〟がいいかな? 〝さん〟じゃ夫婦になったとき、他人行儀だからさ?」
「あぁん……っ!」
なんだか、またおかしな言葉が聞こえたような……? そう思いながらも、大きな手と力強さで、指の隙間から溢れるほどの肉を圧し潰される感覚に、思わず背中が震える。
神谷さんの親指の腹が、表面をスリスリと撫でながら胸の頂へと這い上がってきた。彼の指が先端に直接触れるより前に、恥ずかしさと快感の予感だけで、私の乳首はすでに固くしこっていた。
「可愛いね。触られる前からこんなに勃たせて、俺のこと誘惑してくれてるの?」
低く、蕩けるような声で囁いた神谷さんは、私の胸を片手で少し押し上げるように固定すると、その固く尖った突起を、触れるより先に、熱い舌先でそっと巻き取るようにして舐め上げた。
「ひゃあうっ……! かみ……聖、くん……っ」
ピンと尖った先端を、ザラりとした舌でじっくりと舐め転がされ、じゅるるっ! と吸い上げられる。どうにか名前で呼べたのも束の間、強烈な電気のような刺激がダイレクトにお腹の奥を突き抜け、聖くんの逞しい肩に、必死に指先を突き立てることしかできなかった。
聖くんは私の左の胸を容赦なく吸い上げながら、空いた大きな手で、今度は右胸の突起を指で摘まんでコロコロと押し潰す。左右同時に与えられる異なる刺激に、私の頭は早くもパンク寸前だった。
「ひあっ、んあ、あ……っ、そこ、ばっかり……っ」
「ああ、可愛くてずっと舐めてられる……でも、そっか……そろそろこっちがもどかしいか……」
やがて、私の右胸を弄んでいた聖くんの熱い手が、思い出したようにして私のお腹を下り、太ももの内側を割り入るようにして下肢へと伸びていく。
「あ……、そっち、はっ……ああ……っ!」
困った予感しかない。恥ずかしすぎて膝を合わせ抵抗してみるも、聖くんは大きな手で私の膝を掴んで、左右に優しくけれど拒めない力強さで押し開いた。
丸見えになった秘割れの中心に、そっと指先が触れる。その瞬間、ぬるり、と自分の内側から溢れた愛液が彼の指を濡らすのがわかった。
は、恥ずかしい……。
「まだ、触ってもないのに、こんなに感じてくれていたんだね? 美琴がこんなに、えっちで可愛いなんて嬉しいよ……」
「ぁっ、恥ずかしいことっ、言わないで……あ、ああ……っ」
卑猥だと言われたみたいで咄嗟に首を振る。だけど、聖くんは、秘丘の割れ目をねっとりとしつこく指の腹でなぞり、溢れる蜜を秘部全体に塗り広げていく。恥ずかしさで顔から火が出そうなのに、触れられるたびに下腹部がきゅうきゅうと切なく疼いてしまう。
「恥ずかしがらずに気持ちいいことは、素直に言っていいんだよ……俺は、美琴がどうしようもなく、俺に溺れてくれる姿が見たいんだ――」
そう囁くや否や、聖くんは私の両脚を左右に押し広げたままくるん、と上に持ちあげる。
恥ずかしい場所を天井に晒すような丸見えの体勢にされて、あたふたする私。足を閉じようとするが、聖くんが脚を押し広げたまま力を緩めてくれなくて、とろとろに濡れたそこの前に、彼の整ったお顔がやってきてしまう。
「おいしそう」
まさか……。
予感した直後、聖くんが、私の開かれた足の間に顔を埋めてきた。そして、熱い舌先が割れ目の中心へと滑りこんでくる。
「ひゃ、ああっ……! うそ、そこ、なめ……んぁっ!」
ぴちゃ、ぴちゃと、まるで猫が水を飲むような音が鼓膜に届いた。ぬるりと溝を舌が走り、じんじんそこが痺れを持つ。
「……気持ちいい? すごくおいしい……」
「やぁっ……おいしいわけっ、あぁ……ぁ、んやっ……!」
一日中働いて、シャワーだって浴びていないのに……! そう思うのに、初めての刺激にどうすることもできずに、目を白黒させ下肢を震わせる。羞恥でどうにかなりそうなのに気持ちよすぎて、今にも意識がどこかへ飛んでしまいそう。
だけど、聖くんは私の太ももをガッチリと固定していて……快感から少しも逃がしてくれない。じゅるっ、じゅるっ、と淫らな水音を立てながら、私の蜜口をねっとりと溝に沿って舐め上げていく。
誰が見ても完璧な紳士で、夜の顔なんて想像のつかない推しが……自分の恥ずかしい場所に顔を埋め、おいしそうに熱い舌で貪っている。そんな信じられない事実に、脳が焼き切れそうになる。
「あぁ、あ……ひじり、くん……じんじん、する……っ、一度、とめて……っ」
うずうずとくすぐったくて痺れるような快感が生まれてきた。腰がへこへこと上下に浮いてしまう。舐められているソコが熱くてもどかしくて、何かが溢れそうな――。
「達きそうなんだね。なら我慢しないで、堕ちちゃいなよ」
だけど、聖くんはさらに固く私の太ももを固定して、逃がしてくれない。
それどころか、割れ目を縦になぞっていた舌先が、やがて上部の、一番敏感で小さなしこりへと辿り着く。
そこを、器用にも伸ばした指で芯を露出させると、ピンポイントで、ちゅっと熱い唇でキスをしてきた。
「ひゃああんっ!? だめ! そこぉお……!」
触れられただけなのに、ビリビリとこれまで感じたことのない、電気の流れるような強い刺激が体を貫く。
聞いたこともないような高い喘ぎ声が、自分の口から勝手に飛び出し鼓膜を震わせる。
聖くんは私のあられもない啼き声に煽られたのか、さらに深く顔を埋め、固く尖ったそこを舌の先っぽで、ピンピンと弾くように弄り始めた。
「んんんああぁ――っ!」
容赦なく繰り返される強烈な刺激に、つま先がキュッと丸まり、背中が何度もベッドから跳ね上がる。声にならない声を上げ、視界を涙で滲ませながら、ただ聖くんの頭を抱きしめるように髪に指を絡ませることしかできない。
「だめっ! おかしくなっちゃ……っ! なんかきちゃああぁ――っ!」
脳内がドロドロに溶かされ、お腹の奥がきゅうきゅうとせわしなく収縮を繰り返す。
次の瞬間、頭の中が真っ白に染め上げられた。
どくん、どくん、と頭の中で鼓動を感じられるくらいに、大きく心臓が鳴る。下肢はカタカタと震えていた。
こんな快感は、初めてだった。
これがたぶん、〝達く〟ってことなんだ……。
とろとろと蜜が太腿を伝うのを感じていた、そのときだった。彼の長い指が一本、ぬちゅり……と狭い蜜口のナカへと差し入れられた。
「まだ、終わってないよ……? 今からここで、ちゃんと俺を感じてもらうから」
「あ、あぁ……」
ゆっくりと奥まで埋められ、ナカを探るように内壁を撫でられる。
「キツイね……もしかして、初めて……?」
よほど硬く閉ざしたように思えたのか、聖くんが、指を前後に動かし、ナカをほぐしながら尋ねてくる。私はその快感で頭がぼんやりとするなか、正直に言葉をこぼした。
「だ、大学のとき、すこし……っ」
当時付き合っていた人と、経験と言えるほどのものでは無いけれど、何度か体を重ねたことはある。そのときは、セックスがこんなに気持ちいいとは思わなかった。だから、今こんなに聖くんの手で乱されている自分に驚いている。
私の言葉を聞いた途端、聖くんの指の動きが、ピタリと止まった。
「……そっか。前の男がいるんだ。……でも、いいよ。美琴の初めてになれなかったのは悔しいけど、最後の相手は、俺だから」
低く、ひどく熱を孕んだ声だった。
なんだかまずいことを言ってしまったように思えて、「聖くん……?」と声をかけた瞬間。
聖くんはナカを解しながら、再び私の足の間に顔を埋め、まだ余韻の残る濡れた私のソコに熱い舌を這わせてきた。
「ひゃああっ! まって、聖くん、そこ、もう無理……っ!」
もはや悲鳴だった。
激しく弾かれ絶頂したばかりの、一番脆弱で露出された小さな芯を、今度は逃がさないように唇で包みこみ、舌で転がしながらじっくりと愛撫される。
経験したことのない、頭がおかしくなってしまいそうなほどの刺激に、私はベッドのシーツを涙目で掻きむしり、必死に「待って」と声を絞り出す。
達ったばかりの体は、触れられるだけでも感度が跳ね上がっていて、頭がどうにかなりそうなのに。
けれど、今の聖くんには一切、聞く耳なんて持ってもらえなかった。それどころか、聖くんは一度顔を上げて口にする。
「待たない。美琴の身体の奥まで、全部俺の記憶で上書きするから……」
じくじくと熱を持った小さなそこを、容赦なく濡れた舌先で転がされ、舐め上げられる。同時に、またナカに長い指を挿し入れられ、今度は最奥を抉るようにして、激しくピストンを始めた。
「いやあああぁあ――っ! いく……っ、またいっちゃあああぁ……っ!」
もう限界だった。一回目よりも ずっと早く、頭の先からつま先までが強烈な快感で痺れ、下腹部が引きつるように激しく脈打つ。
頭の中で何かが弾けた瞬間、私の蜜口から、コントロールを失った熱い愛液が、勢いよくブシャァッ……! と聖くんに向かって吹き出していた。
「ひゃあ、うああ……あ、あぁ……」
シーツで脱力したまま、全身がカタカタと震え、激しい呼吸を繰り返す。さっきとは違って、あそこがじんじんしたままなかなか絶頂から降りてこられなくて、苦しい。
けれども、私から顔を起こした聖くんのその姿を見て、ハッと我に返る。
聖くんの顔や胸元には、私が放出してしまった愛液が飛び散り、妖しく濡れ光っていた。
「は、あ、ぁ……っ、うそ、わたし、なに、これ……っ」
とんでもない粗相をしてしまった……。
泣きそうになりながら、何か拭くものを持ってこようと、痙攣する上体をどうにか起こそうとしていると。
「美琴、大丈夫だから」
優しく安心させるような声とともに、大きな手で腕を掴まれ、そのまま、またベッドに仰向けに押し倒される。
「ぁ……」
見上げれば、聖くんがどこまでも男らしく、色気のある仕草で自らの顔に飛び散った蜜を手の甲で拭って……そしておいしそうに舐めているところだった。
かあ……っと頬が熱くなるのを感じる。
「俺は大丈夫だから、気にしないで。俺の指と口だけで、こんなに感じてくれて、すごく嬉しいし……最高に興奮しているから」
聖くんの目が、今にも私を頭から食べてしまいそうに獰猛に輝いていて、思わずひゅっと息を呑んだ。
怒るどころか、彼はひどく欲情した目で私の全裸を舐め回している。
その視線で私は口が封じられたみたいに何も言えなくなり、お腹の奥が彼を求めるように疼くのを感じた。
「でも、そろそろ限界だから、いい……?」


