『イケメンTL作家の淫らな指先 ~君の感じ方を教えてくれないか~』刊行記念インタビュー

レーベル情報

【作品タイトル】
『イケメンTL作家の淫らな指先 ~君の感じ方を教えてくれないか~』

【著者プロフィール】桜月海羽
2008年秋頃からWeb小説を書き始め、2009年にデビュー。
執筆のご褒美は、アイスとフルーツ。愛犬と眠る時が至福です。


【インタビュー】

Q.自己紹介をお願いします。

はじめまして、桜月海羽です。
普段は別名義で恋愛小説を書いていますが、このたび濃蜜ラブルージュ様からお声がけいただき、TLの世界に足を踏み入れることになりました。
書くからには、可愛さを残しつつも、たくさん胸キュンできる濃厚な甘エロを目指すつもりです。


Q.作品の内容を簡単にお願いします。

仕事に誇りを持っているヒロインと売れっ子ミステリー作家のヒーローが、ひょんなことから甘い関係に進展していく。
ヒロインはヒーローに触れられるたびに想いが膨らみ、ヒーローもヒロインへの気持ちが抑えきれなくなっていき――というストーリーです。


Q.作品の着想はどこから?

恋愛小説を書いているとはいえ、TL自体は書くことすら初めてだったのでどんな風に書けばいいのかわからず……。まずは、担当様と打ち合わせをしました。
その際、今までで一番攻めたベッドシーンを書いたのが『編集者ヒロイン×作家ヒーロー』という設定だったことを話し、色々とご相談させていただきながら構想を練っているうちに今作の設定が決まりました。
過去に書いた作品はTLではありませんし、内容も全然違いますが、ベースの一部はそこから来ています。


Q.キャラクターの見てほしいところは?

一見、大人しそうで真面目な雰囲気の麻衣子が、TLレーベルの編集者としてプライドを持って真摯に仕事に取り組んでいるところや、戸惑いながらも祐介の愛撫に溺れてしまうところでしょうか。
あとは、理性を働かせようと努める前半の祐介と、箍が外れたように麻衣子を求める後半の祐介のギャップも意識したので、その辺りも楽しんでいただきたいです。


Q.ストーリーを展開していく上で気をつけたことは?

まずは、中だるみしないよう、“トントン拍子に進めること”でした。
普段はベッドシーンを書いていないため、キャラたちの感情の変化を丁寧に書くことを心がけていますが、今作で重要なのは“ベッドシーンありき”の恋愛です。
キャラの感情を書くことももちろん大切ですが、それでは文字数の関係上どうしても纏まらないと思ったのと、TLならではのラブシーンをしっかり掘り下げたかったので、全体的に展開がゆっくりにならないように気をつけていました。
その分、ラブシーンでふたりの想いが伝わるようにしようというのも、強く意識しています。


Q.オススメのラブシーンは?

初めてTLを書いた身としては、「全部!」と答えてしまいたいところですが(笑)
その中でも選ぶのなら、やはりクライマックスのラブシーンです。
想いが通じ合った時のシーンも捨てがたいですが、濃蜜ラブルージュ様のレーベル名をお借りするのなら、最後のラブシーンが一番“濃蜜”になるように意識したので。


Q.書いていて楽しかったところは?

普段の商業作品では書けないような職業のヒーローを書けたこと、そしてラブシーンです。
キスまでの描写はこれまでに数え切れないほど書いてきましたが、本格的なラブシーンは初めてだったため、「書くからには振り切って書こう!」と決意していました。
ただ、最初は恥ずかしさもあって「もっと掘り下げてください」と指示が入ったりと、なかなか振り切って書けなくて……。
ところが、書いているうちにどんどん楽しくなっていき、最後には羞恥心もなくノリノリで書いていました(笑)


Q.書いていて苦労したところは?

これはもう、ラブシーンしかありません!
TL用語を調べることから始まり、ラブシーンのバリエーションに泣かされました。
レーベルのコンセプトを意識して濃厚なラブシーンを……とは思っているのに、似たようなシーンになってしまいがちだったんです。
圧倒的に引き出しが少ないことは自覚していましたが、勉強しながら書くのは時間もかかりますし、きつい時もありました。
ただ、前述したように最後にはノリノリだったので、一番苦労したけれど一番楽しかったとも言えます。


Q.もっとも力を入れた点はどこですか?

最後のラブシーンです。
一番濃厚にしたかったので、それまでのラブシーンよりもとにかくひたすら甘エロになるように意識しました。
そのシーンだけでも何度も読み返したくなってもらえたら嬉しいです。


Q.表紙を見ての感想は?

「えっちなのにめちゃくちゃ綺麗‼」でした!
ヒーローがイケメンなのは言うまでもないですが、ヒーローの右手はセクシーで、左手は「直視してもいいの⁉」と思うほどのエロスに溢れています。
一方で、ヒロインの表情は扇情的なのに可愛さもあって、全体の雰囲気がとても綺麗なので、ただいやらしいだけではないんです。
また、タイトルの文字のデザインも可愛らしさがあり、『作家』の部分にペンが入っているといったところも遊び心があって素敵です。
TLということでどんな表紙になるのか少し不安もあったのですが、拝見した瞬間に感激して、毎日のように眺めていました。
こんなにも美麗なイラストを描いてくださったユカ様と、デザインを担当してくださったデザイナー様には感謝の気持ちでいっぱいです。


Q.読者様へ一言お願いします。

改めまして、桜月です。
一回でも多く胸キュンしていただけるように、ドキドキのラブシーンにはいやらしさとキュン要素をたくさん詰め込みました。
思考錯誤の末に生まれた麻衣子と祐介の、甘エロな濃蜜ストーリーを楽しんでいただけましたら幸いです。
これを機にTLも書いていきたいと思っていますので、末永くよろしくお願いいたします。

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*取り扱いサイトは、各書店に掲載され次第、更新されます。

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