極上エロスは秘密の一夜から ~今夜はあなたにすべてを捧げます~

書籍情報

極上エロスは秘密の一夜から ~今夜はあなたにすべてを捧げます~


著者:東万里央
イラスト:rera
発売日:2021年 9月24日
定価:630円+税

銀行の事務員として働く美織は、行きつけのバーで密かに慕う上司・和人に熱烈に口説かれていた――ミステリアスな美女・杏として。
お化粧で理想の「美女」へと変身し、お洒落なバーで一時を過ごす……それは内気で大人しく、地味だと言われ続けていた美織の密かな楽しみだった。
しかしひょんなことからその姿を和人に見られ、さらに口説かれるようになって――!?
名前を求められた美織は「杏」と名乗り、土曜日の夜十二時になるまでの数時間、魅惑的な杏として和人に接する。
「杏、俺は君にどうしようもなく惹かれている。……夜には君のことばかり考えていた。こんな気持ちは初めてなんだ」
熱烈な愛の言葉は、美織ではなく杏へ向けられたものだと分かっていながら、美織は甘美な誘惑を振り払うことができなくて――!?

【人物紹介】

井上美織(いのうえ みおり)
『ザ・ムーン』に現れるミステリアスな美女・杏の正体。
メイクで理想の美女へと変身し、バーでお酒を嗜むのを密かな楽しみにしている。
普段は銀行の事務員として真面目に働く大人しい女性で、上司である和人に密かに想いを寄せる。

幹和人(みき かずと)
美織の上司で、仕事への誠実な姿勢から異例のスピード出世をはたしたエリート。
『ザ・ムーン』で杏に一目惚れして以来、熱烈にアプローチをしている。
部下である美織の仕事に対して一生懸命な姿に一目置いている。


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【試し読み】

 美織は男性との交際経験がないので、男性のマンションを訪ねたこともなければ、当然二人でホテルに入ったことも一度もない。
 だが、アルコールに理性の箍を外されていたからか、幸いにもビクビクすることもなかった。
 それに、ここまで来てしまえば、もう覚悟を決めるしかない。切腹前の武士の気分である。
 連れ込まれた部屋はクラシカルな内装のダブルルームだった。
 足を踏み入れるなり眼鏡を外した和人に抱き締められる。
「待って……。電気消してくれる?」
 落ちにくいファンデーションやマスカラを使ってはいるが、激しく動くことになるのだから、そのままでいられるとは思えない。最中に冴えない部下だとバレるのは想像したくはなかった。
「わかったよ。本当は君の顔を見つめたままがよかったけど……」
 和人が枕元のランプ以外の灯りを消すと、窓のカーテンの隙間から東京の夜景が見えた。宝石箱をひっくり返したような、その美しさに目を奪われた隙に和人に唇を奪われる。
「んっ……」
 初めはごく軽いキスだった。触れ合ったかと思った次の瞬間には離れ、目を至近距離から覗き込まれる。薄暗いので顔と表情はぼんやりとはわかるが、パーツを確認することまではできない。
 レンズ越しではない眼差しを注ぎ込まれゾクリとする。こんな和人の目を見るのは初めてだと見惚れる間にまた口付けられた。今度は深い。
 海の香りがするウイスキーの味がする。苦いのに甘くもあり、初めてにもかかわらず夢中になった。
 和人はふと顔を上げると、指で美織の唇の輪郭をなぞりながら、「シェリー酒の味がする」と笑った。
「……本当にいいのか? これ以上キスしてしまえば、もう止められないから」
 丁寧語がくだけ、僕が俺に変わっている。これが和人の素なのだろうと思い、またどうしようもなく心惹かれた。
 美織は和人の背に手を回し、潤んだ目で見上げ、「じゃあ、またキスしなくちゃ駄目なの?」と囁く。
「私ってこれだけじゃあなたを落とせないくらいに魅力がない?」
 それが合図だったのだろう。和人は美織を軽々と腕に抱き上げ、ベッドにそっと横たえ目を覗き込んだ。
「君は不思議な人だな。初めて会った気がしない。……だから、一目で好きになっていた」
 初めて会った気がしないと聞いて、美織の心臓がドキリと鳴った。
 初めは和人が自分だと気付かずがっかりしていたのだが、今となってはもう決して正体を知られたくはなかったのだ。知ったが最後、興ざめされやしないかと、そちらの方が怖かった。
(一度だけ……)
 そう、ならきっとバレないと、美織は和人の頬を包み込んだ。
(こんなに素敵な人と一夜をともにできるのなら……)
「私も、同じよ」
 どちらからともなく唇を重ねる。キスも初めてのはずなのに、和人に舌を絡め取られると、女の本能なのか自然と自分もそうしていた。
 唾液が入り交じる粘ついた音が口内に淫らに響く。
「ん……ん……んっ」
 時折唇を離し、束の間見つめ合い、また重ねて互いの熱を貪る。
「んっ……ん……」
 まだ互いの名前すら知らないという設定なので、和人と呼べないのがもどかしい。バーではどちらも意識的にか、無意識的にか名乗り合わなかったのだ。
 和人も同じ思いだったのだろうか。美織の頬を撫でながら、「和人」と名乗った。
「幹、和人。木の幹に和の人ってみきかずと」
「和人さん……」
 課長ではなく和人さんと呼べてひどく嬉しい。だが、「君の名前は?」と尋ねられて青ざめた。
(私の、名前……)
 馬鹿正直に井上美織とは明かせない。シンデレラなどと言おうものなら、間違いなくヤバい女だと警戒されるだろう。約十秒間でなけなしのIQを総動員した結果、美織は「杏……」と小声で告げた。
「私は、杏よ」
 お伽噺のシンデレラ以外にもう一つ、美織には憧れの物語があった。もう七十年近く前のアメリカ映画だ。
 ヒロインはヨーロッパ某国の王女アン。アンはローマを表敬訪問中、密かに滞在先の白を抜け出し、束の間の自由を満喫する。サンダルを買ったり、ショートヘアにしたり、ジェラートを食べたり。そんな中でアメリカ人記者、ジョーと知り合い、結ばれることはないと知りながらも淡い恋に落ちるのだ。
「アン?」
「そう、あんずの杏。可愛いでしょ? 自分でも気に入っているの」
「ああ、可愛い」
 黒い瞳の中の欲望の熱が一瞬だが柔らかになった。
「君にぴったりだ」
 言葉とともに美織の背に手が回され、ファスナーを下ろされる。ワンピースを上半身からずり下ろされると、同じバーガンディーカラーのブラジャーに包まれた、豊かな白い胸がふるりとまろび出た。
 昔から地味顔に似合わない大きな乳房がコンプレックスだった。
 内気そうで抵抗しないと見なされたからか、電車でよくタチの悪い痴漢に狙われたので、胸が小さく見えるブラジャーで誤魔化していた。なぜこんな目に遭わなければならないのだと泣いたものだ。
 だが、今は自分の女らしい体を嬉しく思う。それでも、初めてとなると不安が勝った。
(和人さん……気に入ってくれるかしら?)
 和人は美織の不安をよそに、その体の線を視線で丹念になぞった。
「……着痩せするタイプってよく言われないか?」
「そ、それは……」
 よく言われるも何も、男性に裸身を晒すのはこれが初めてなのだ。
 美織が答えあぐねる間に、和人は感嘆の声を上げつつブラジャーを外した。
「すごくそそられる……」
「あっ」
 右胸をぐっと掴まれ反射的に身を捩らせてしまう。これでは男慣れした女には見えないと焦った。
 更に額に軽く口付けられ、「ひゃっ」とまた奇声を発してしまう。
「すごく柔らかくて滑らかだ。綺麗な肌だね」
 大学までは実家で息を潜めるようにして暮らし、上京してもインドアな暮らしを続けていたので、ほとんど日焼けしていなかったからだろう。
 和人の賛辞と愛撫は羞恥心と同時に、美織の体の奥に火を付けた。
 両胸をやわやわと揉み込まれる。
(……なんだか変な気分)
 肌だけではなく体が内側から熱を持つのを感じる。同時に、心臓が一層早鐘を打った。
「ん……あっ……」
 薄桃色の頂にそっと指が添えられ、捏ね回されるうちにかたくなりピンと立つのを感じた。
「あっ」
 胸から熱がじわりと体に広がっていく。
 右の頂を口に含まれ、熱い舌先を感じた時には、ベッドの上で軽く体が撥ねた。
 もう初めてだとバレたくはないなどと、演技をする余裕など残されていなかった。
 和人が顔を上げくすりと笑う。
「君って感じやすいんだね。……でも、そんなところも可愛い」
 再び胸にむしゃぶり付かれ、音を立てて吸われると、背筋に電流に似た何かが走った。
「あっ……んんっ」
 舌先で弾かれるだけではなく、軽く歯を立てて囓られ、無意識にいやいやと首を振る。
 やがて和人の唇は胸から腹、腹から腿へと移動し、美織のショーツの端に手を掛けた。
 あっと思った次の瞬間にはするりと脱がされ、足の間に夜の闇に冷やされた空気を感じぞくりとする。
 だが、今夜の下着はそれだけではなかった。
 和人は美織の腰に巻き付けられた、黒レースの薄布に目を向けた。そこから伸びる同じ色の細い紐が、腿までのストッキングを引き上げている。
「これってガーターベルト?」
「ええ、そう。気に入っているの」
 化粧を念入りに施しドレスアップする際には、ストッキングはガーターベルトを合わせるタイプにしている。ただ美しいだけではなく、セクシーな女になった気分になれるからだ。
「こんなの、見慣れているでしょう?」
 余裕ぶって笑ったもののすぐに傷付いてしまう。和人が他の女を抱いていたなど、想像したくもなかったからだ。
 和人は唇の端に笑みを浮かべた。
「いいや、こんなにセクシーな下着は初めてだ」
 嘘付きと憎まれ口を叩く間もなく、右足からホックを外される。そこから先はゆっくりとストッキングを脱がされるのを、息を呑んで見守るしかなかった。
「……っ」
 下半身を守っていたものをすべて失い、頬が熱くなるのを感じる。力任せにぐっと押し開かれ、つい「やっ」と声を上げてしまった。
 和人の視線が無防備な秘所をなぞるのを感じる。
(や、やだ……。恥ずかしい……。私、ちゃんと綺麗にしていた?)
 清潔を考えて人並みに手入れはしていたし、ベッドで何をするかの知識はあったものの、いざ実践となると話は別なのだと涙目になる。
「か、和人さん……」
 もう見るのは止めてと哀願しようとした次の瞬間、長い指がするりとわずかに潤ったそこに滑り込んだ。
「……っ」
 花芽を指先で円を描くように優しく撫ぜられ、喉から熱い息が漏れ出る。
(何……これ……)
 不安が熱で溶けていくのと、体の奥から溶け出たそれが、蜜となって辺りを潤すのを感じた。
「濡れてきたね」
 和人の指の一本がするりと蜜口に忍び込む。
「ひゃっ」
 異物感にまたベッドの上で軽く体が撥ねた。
 和人が慣らしてくれたからか、痛みはないが、圧迫感で数秒息が止まる。
 それも出し入れを繰り返されるうちに、次第になくなりむしろ気持ちよくなってきた。
 すると不思議なことに、隘路がひくひくと内壁を蠢かせ、和人の指を更に奥に取り込もうとする。
(な、に、これ……)
 自分の体の淫らな反応に戸惑い、羞恥心を覚える。
 ところが、その気持ちよさも羞恥心も一瞬にして散った。中で和人が指先をくいと曲げ、より敏感になった隘路を掻いたのだ。
「……っ」
 強烈な刺激に目を見開く。爪先がピンと伸びて引き攣った。
「ちょっ……」
 繰り返し押され、擦られ、快感に体が小刻みに震える。
「あっ……だ……め……あんっ」
 新たに生まれた熱が蜜となって溶け出し、秘所と和人の指先をしとどに濡らした。
「駄目ってもうこんなに蕩けているのに?」
 ずるりと引き抜かれた時には、栓が抜かれたシンクのように、熱が溢れ出すのではないかと怯えたほどだ。
 再び長い指が足の間に滑り込む。快感に緩んできた隘路が、またそれを招き入れようと蠢いた。
 感じるところを執拗に擦られ、わずかに残った理性が削り取られていく。
「あっ……ん……やんっ」
「君って、反応が初心だね。……すごくそそられる」
「初心……なんかじゃ……あっ」
「なら、俺をほしいって言ってご覧。もう我慢できないだろう?」
「ほしいって……」
 和人が何を言わせようとしているのかは、いくら初めての美織でも理解できた。
「そ……んな…恥ずかし……」
「可愛いことを言うね」
 ぐりゅりといやらしい音がして、蜜壺を掻き回す指が二本になった。
 蜜口を押し広げるような動きに、いやいやと首を横に振ってしまう。かと思えば指の一本が最奥近くにまで潜り込み、凝った箇所を突かれるごとに爪先が軽く痙攣し、声にならない声が喉の奥から漏れ出た。
「んっ……あっ……。……っ!」
 和人の指が生き物のように美織の快感の在り処を探る。体の熱が限界にまで高まり行くのに釣られ、滾々と湧き出す蜜は次第に粘度を増してきた。
「杏、本当に可愛い。もうこんなに感じてくれているなんて嬉しいよ」
 和人は上着とシャツを脱ぎ捨て、トラウザースのベルトを外した。備え付けのゴムの袋を歯で切り裂き、中を取り出しゆっくりとつける。
(……あんな風にするんだ。初めて見た……)
 だが、すぐに厚い胸板と引き締まった腹、割れかけた上半身に目を奪われる。一方で下半身は影となっていたので、生々しい和人の欲望を目の当たりにしなかったのは、美織にとっては幸いだったのかもしれない。
 生まれたままの姿にされて、右足を肩に載せられて持ち上げられ、直後にピタリと熱くかたいものがあてがわれる。
「あ……あっ」
 隘路を掻き分け一部が入り込むと、体がビクビクと痙攣した。
 求めていたものであるはずなのに、やはり指とは質量がまったく違う。体が緩み、指で慣らされていなければ耐え切れなかっただろう。
「ちょっと……まだ狭いな?」
 和人が不思議そうに首を傾げている。
 一方、美織の心臓はすでに破裂寸前で、力を抜いて痛みを逃すなどできるはずもなく、ただひたすら荒い呼吸を繰り返して堪えるしかなかった。
 和人も限界だったのだろう。大きく息を吐き出し、ぐっと腰を推し進めた。
「……っ」
 体の奥まで和人の熱に満たされ、涙目で和人を見上げる。
 話に聞いていた通り、痛みもあるのだが、それより圧迫感でうまく呼吸ができない。息苦しいのと同時に、憧れの男性に初めてを捧げた喜びで、胸が一杯にもなっていた。
「す……ごい、締め付けてくるな。きつい……」
 そこでようやく美織の初心な反応と合わせて、経験がないのではないかと思い至ったのだろう。和人は初めて見る困惑した表情になっていた。
「……杏さん。その、まさかとは思うけど、君は……初めてなんじゃ……」
「い、いから、続けて」
 美織は必死になって手を伸ばし、和人の二の腕を掴んだ。
「せっかくこっちがその気になったのに、途中で止めるだなんて、私に恥を掻かせないでよ」
 精一杯の強がりだった。バージンなんて面倒だと思われたくはない一心だった。
「それに、杏さんだなんて……杏でいい。ベッドの中でまで、真面目じゃなくていいじゃない」
 その台詞で思い切れたのだろうか。それとも、痛みと快感を堪え、涙を流す美織にそそられたのだろうか。黒い瞳に宿る欲望の炎が燃え上がる。
「……いいんだな?」
 美織がこくりと頷くと、和人は括れた腰をぐっと掴んだ。
「じゃあ、遠慮しない……」
 ずるりと灼熱が引き抜かれ、再びぐっと押し込まれる。
「ふぁ……あっ……あんっ」
 初めこそ辛かったのだが、その動きが何度か続くと、次第に体の奥が緩んでいくのを感じた。
「あっ……はぁ……な、なんだか……」
「気持ちいい? 俺もだ。きつくて……熱い」
 和人の額から零れ落ちた汗が、胸の谷間に落ちて肌を濡らす。
「あ……つい。和人、熱い……」
 時折角度を変えて隘路を突かれると、そのたびに背を仰け反らせて豊かな胸を揺らした。
「和人……和人……」
 熱と快感に浮かされ名前を呼んでも、最後の理性であなたが好きだとは口にしなかった。
(一度きりの夜だから、恋愛感情なんてないから、相手にしてもらえるんだもの)
 和人は一目惚れだと言ってくれたが、単なるリップサービスでしかない。それがわからないほど子どもではないと、美織は自分に言い聞かせた。
「あっ……あ……」
 快感が繋がる箇所から背筋、首筋を駆け抜けるのを感じる。
「杏、いきそう?」
「……っ」
 和人の眉根も苦しげに寄せられる。
「俺も、いきそう……」
(憧れの人に抱かれるのが、こんなに気持ちいいだなんて)
 次の瞬間、最奥に衝撃が走り、脳髄に稲妻が駆け抜けるのと同時に、視界が真っ白になって和人ですら見えなくなった。
「ああ……」
 和人の肩に手を回し、小刻みに体を痙攣させる。口をわずかに開いて息を吸おうとしたが、和人に唇を塞がれ行き場を失くした熱で、体が内側から焼け焦げてしまいそうだった。
 和人もその間に繰り返し腰を突き上げ、やがて低く呻いて美織の胸に顔を埋めた。
「君の体……すごく、いいな」
 初めての絶頂で意識が曖昧となっていても、その賛辞だけはしっかりと耳に届いた。
「……本当? 嬉しい」
 喜びに頬が染まるのを感じる。
「私も、すごくよかった……。こんなの、初めてで……」
(よかった……。課長も気持ちいいって思ってくれたんだ)
 潤んだ目を細める美織を見下ろし、和人の黒い瞳に再び欲望の炎が揺らめいた。
「……可愛いな」
「えっ……」
 隘路をみっちり埋めるその分身が、みるみる猛りを取り戻すのを感じる。
「か、和人……ま……」
 直後に、隘路から何かがずるりと引き抜かれる感覚に、むせぶような息が喉の奥から吐き出た。
「……っ」
 続いて一気に欲望を押し込まれ、最奥を突かれる感覚に脳裏に火花が飛び散る。汗に濡れた弾力のある両の乳房が上下に揺れた。
「あ……はっ」
 みるみる呼吸が乱れ、喘ぎ声しか出せなくなり、開いた唇の端から淫らに唾液が漏れ出る。思わずシーツを掴んで堪えようとしたのだが、激しく腰を叩き付けられるとそんな余裕もなくなった。
 ぐっと尻を持ち上げられ、和人の腰を挟み込むような形で、更に足が開いてしまう。快感がより鮮明になり体がゾクゾクとした。
「あぁ……和……あっ……んっ……はぁっ」

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