
婚約破棄を告げられたので、断罪王子に媚薬を盛って愛を貫きます
著者:逢矢沙希
イラスト:森原八鹿
発売日:2026年 9月18日
定価:720円+税
公爵令嬢イヴリンは、王太子ライアンと幼い頃に婚約者となった。
最初はぎこちない関係の二人だったが、徐々に信頼と愛情を育むように――。
ライアンには側妃の子である異母兄がおり、王位継承を巡る複雑な王家の事情があった。
そんなライアンを支えるべく、イヴリンは王太子妃としてふさわしい存在になるため、努力を続けていたが……?
ある日、ライアンはイヴリンとの婚約を舞踏会の場で一方的に破棄するつもりだと宣言してきて!?
イヴリンは受け入れられず、独自に情報収集し、ライアンの真意や王妃の企みを見抜くことに。
舞踏会当日、宣言通り婚約破棄を告げられたものの、それを断るイヴリン。
彼女の元へやってきたライアンを逃がさないため、イヴリンは媚薬を盛って――!?
「……俺も、大馬鹿者だ……」
愛を貫き通すため、激しく淫らに身体を重ねた二人は――……!!
【人物紹介】
イヴリン・ノリス
公爵令嬢で、ライアンの婚約者。
穏やかで他者の言葉に耳を傾けることのできる淑女中の淑女。
一方で、こうと決めたら自分を曲げない頑固で苛烈な一面もある。
ライアンを深く愛しているが、彼から婚約破棄を告げられてしまい――!?
ライアン・クロヴィス
第二王子かつ王太子。不器用でぶっきらぼうな照れ屋。
愛情表現は上手くないが、心根は優しく、努力家でもある。
婚約破棄には彼なりの意図があるようなのだが……?
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*取り扱いサイトは、各書店に掲載され次第、更新されます。
【試し読み】
少し前まで口づけを仕掛けていたのは確かにイヴリンの方だったはずなのに、今は、ライアンに主導権が移動している。
濡れた互いの舌を擦り合わせると、それだけでぞくっと背筋を経験したことのない震えが駆け抜けた。
薬のせいでただでさえ敏感になった全身の感覚が、触れ合う熱や刺激をより敏感に拾い上げるようだ。
全身がうずうずとして落ち着かない。
ひどくじれったくてもどかしくて、気が付くとイヴリンはその両手を、のしかかるライアンへ伸ばし、肩を、腕を、背を、縋るように撫でさすっていた。
イヴリンが触れるたびライアンの身体が生地の下でぴくぴくと反応する。まるで与えられる刺激に耐えられないと訴えるように。
「くそ……っ!」
その一言は何に対しての罵りだろう。
イヴリンに? 自分自身に? それともこの行為や状況に対して?
「ライア……んっ」
彼の名を呼び掛けた唇は再び塞がれ、それだけでなく彼の片手に脇腹から腰のラインを辿るように探られる。
自室で過ごしていたところをライアンが予告なしに訪れてきたため、今のイヴリンは室内着の身軽な姿のまま、コルセットも身に着けていない。
それゆえに触れられればそのまま、生地の下の彼女の柔らかな身体のラインが知られてしまう。
「ん、んぅ……」
もちろんこんなふうに無遠慮に身体に触れられたことはない。
ライアンは常にイヴリンに対し適切な距離を保ち、決して度を越した触れ合いを求めてきたことはなかったから。
裏を返せばそれだけ強く求められることがなかった、とも言えるのかもしれない。
そのことを切なく思う気持ちはある。たとえ世間に後ろ指を差されても、彼に求められたならきっとそれは、何よりの幸せだろうから。
だけどないものをねだっても仕方がない……何より今、半ば強制的に既成事実を作ろうとしている自分に、偉そうなことを言える権利なんてないことも判っている。
こうして抱き合うのも、これが最初で最後かもしれない。
だからこそ、今は余計なことを考えずにこの熱に溺れてしまいたかった。たとえそれが、強制的に煽られたものであったとしても。
「あ……あぁん」
熱く甘い喉の奥から抜けるような声が漏れて唇を噛み締めた。
というのもライアンの唇がイヴリンの首筋へと落ちて、そこの薄い肌に舌を這わせながら強く吸い付いてきたから。
それとほぼ同時に身体の線を辿っていた彼の手が胸元に上がって、脇から掬い上げるように胸の片方を手で掴んでくる。
絶妙な弾力と柔らかさのあるその乳房を、大きな男の手に揉みしだかれる感覚は、ただでさえ薬によって強制的に高められていたイヴリンの興奮を際立たせた。
「殿下……ライアン様……お願い、直接触って……」
はしたないと言われようが、ふしだらと言われようが構わなかった。
自ら胸元のリボンを解き、ボタンを外す。
その下に覗くシュミーズの純白の生地を押し上げる膨らみに注がれる彼の視線にすら興奮する。
ライアンもまた己の身体から込み上げる衝動ゆえか、あるいは興奮ゆえか、耳まで肌を真っ赤に染め上げながら何かに抗うように奥歯を噛み締めるけれど、結局は抗いきれなかったのだろう。
おもむろにシュミーズの襟ぐりを掴んだと思ったら、生地が裂けるような勢いで強引に引き下げられた。
そこから弾むようにまろび出た乳房の片方に、噛り付く勢いで食らいつく。
「んんっ!」
すでにふっくらと立ち上がっていた先端を、周囲の柔肉ごとしゃぶり、舌全体で包み込むように舐められると、背骨から腰まで鋭いもので貫かれるような強い刺激にイヴリンの背が反り返る。
図らずともそれが余計に己の乳房を彼に押し付けるような姿勢になって、二人でもつれ合うには狭いソファの座面から腰が落ちそうになった。
意外にもその腰を抱え、彼女の片足を己の肩に担ぐように持ち上げたのはライアンだ。
しかしそれは同時に彼の目前で両足を開く格好になるのと同義である。
重ねて言うが、今のイヴリンは突然のライアンの訪れで着替える間もなく出迎えなければならなかった、部屋着姿のままだ。
外出時はたっぷりとした生地で武装するドレス姿も、今は最小限の軽装でしかなく……よってスカートの生地をめくり上げればすぐに、下着が露わになってしまう。
「あっ……」
覚悟はしていても、多少の動揺は隠せない。
何しろドロワーズの股上は大きく開いていて、その内側の秘所が彼の目前で何も隠すものなく晒されているのだから。
恥じらいでわずかに身じろいだイヴリンに低く笑いながら、からかうようにライアンが言った。
「自ら胸をさらけ出しておいて、ここは露わにされると恥じらうのか」
「……」
何も言い返せず唇を噤んだ。
だが目を逸らすことはしない。
そんなイヴリンの眼差しに挑発的なものを感じたのか、ライアンはひどく悔し気にその表情を歪めると身を起こし、イヴリンを強引に抱きかかえてソファから立ち上がる。
「えっ……」
そのまま彼が向かったのは続き部屋にある、彼女の寝室だ。
「きゃっ……!」
まだ外から夕刻の日差しが差し込む中、その寝台に放り投げるように降ろされたイヴリンは小さな悲鳴を漏らしてすぐに身を起そうとするけれど、叶わなかった。
ライアンがこちらを見ていた。まっすぐに、高揚した顔と熱で浮かされた瞳を向け、肩で荒い呼吸を繰り返しながら。
そうして再びイヴリンに圧し掛かりながら言う。
「まったく……淑女の鑑と言われた公爵令嬢に、いかがわしい薬を盛られるとは思っていなかった。人の気も知らないで……」
「……何も、仰っていただけないのですもの……判るはずが、ありません」
「それがお前の素か? 随分生意気な口を利く」
吐き捨てるように言いながら、それでもライアンはイヴリンの部屋着のスカートを腹までまくり上げると、その下腹へと手を這わせてくる。
ただそれだけで、イヴリンの肌が泡立つ……嫌悪ではなく、快感によって。
しゅるっと、ライアンがドロワーズの腰ひもを解くその音が、やけに大きく響いて聞こえた。
支えを失った下着は、彼が腰骨から太腿に向けて手を滑らせるだけで、するするとイヴリンの肌を滑るように下がり、やがては足から抜けてしまう。
「……っ」
スカートを腰までまくり上げたまま、下半身を丸出しにしている姿に脳が焼けそうな羞恥で両足をすり合わせたが、しかしライアンはまるで辱めるようにこう言った。
「自分で両足を開け。こんな薬を使ってまで俺に抱かれようとしているんだろう? 娼婦のように自分でそこを開いて、腰を振って見せろよ」
……普段の彼からは想像もできない言葉に息を飲んだ。
そんなイヴリンを見つめるライアンの眼差しは熱く鋭い。
苛立ちと興奮を隠そうともしていない。
「早くしろ。それとも公爵令嬢は、手荒に犯される方が好みか? だとすればとんだ淫乱だな」
彼があえて品のない、イヴリンをさげすむ言葉を選んで発言しているのだということは判った。
まるでその言葉に彼女が怒り、怯え、そして泣きながら屋敷の人間に助けを求めることを期待しているかのように。
確かにきっと今ここでイヴリンが高い悲鳴を上げて助けを求めれば、執事や侍女たちがすぐさま駆けつけて助けてくれるだろう。
だがその結果、ライアンの名誉はこれまで以上に地に堕ちて、叙爵どころか無位無官のまま今度こそ辺境へ送られ、王家の恥部として一生を幽閉されて過ごすことになる可能性が高い。
そして、二度と会うことはなくなる……そこまで考えると、ごくりと喉を鳴らした。
もとより腹は括っている、いまさらここで立ち止まる選択肢など存在しない。
「……どうぞ」
言われるがまま、自ら膝を立ててその両足を開いて見せた。
今度、息を飲んだのはライアンの方だ。命じておきながら、彼はイヴリンがその言葉に従うとは思っていなかったらしい。
半ば呆然としたようにあられのない格好のイヴリンを見つめる彼の様子から、それだけでは足りないのかもしれないと、彼女は震える手を自らの秘部に添えると、胎内へと続く入り口を晒すように指で広げて見せる。
その奥の秘められた場所が彼の眼前に良く見えるように、小さく腰を揺すりながら。
……そこは、薬の影響か、あるいはこの状況のせいか、すでにしとどに濡れそぼっていて、溢れた蜜が彼女の指を潤した。
ひくひくと入り口の奥がわずかにひくついているのは、見られている、と思うことそのものが刺激になっているからだろうか。
何も言わずそこを凝視するライアンの視線に煽られて、イヴリンの中からは新たな蜜液がたらりと溢れ出て、寝台のシーツに滴り落ちる。
しかし、彼は動かない。
じれたような気分で彼の顔からその腰へと視線を下ろして、イヴリンは気付いた。
ライアンの腰の、男性の象徴がある部分が大きく膨らんでいることに。
……たとえ薬の力を借りても、自分では彼の欲情を限界まで引き出すことはできないのかと思ったが、どうやらそんなことはなさそうだ。
知らぬうち、イヴリンは笑っていた。淫蕩に、淫らに、妖艶に。
きっと聖書の中に出てくる男性を堕落させる悪魔とは、今の彼女のような顔をしているのだろうと、そう思わせる表情で。
「……ライアン様……お願い……あなたの、好きにして。……どんな扱いを、してもいいから」
くそっ、と、何度目かの小さく罵る声が彼の喉奥から聞こえたかと思ったその直後だった。
唇を塞がれた。
今度は最初から喉の奥に届くのではと思うくらい深く、舌を差し込まれながら。
互いの舌の表面を擦り合わせ、絡ませ、啜り合いながら同時にライアンの両手はイヴリンの二つの乳房を鷲掴んで、その感触を味わうようにこね回す。
元の形など判らないくらい手の平も指もすべてを使って揉みしだきながら、尖った乳首を摘み捻り上げて、真っ赤に充血したその片方へと再び吸い付いてくる。
「あぁっ……!」
力加減を忘れたその触れ方に痛みを感じていいはずなのに、いや確かに痛いはずなのに、身体に回り切った媚薬のせいでイヴリンはその痛みさえ快感へとすり替わるのを知った。
自分の肌に彼が触れていると思うだけで汗が噴き出して、脳天を突き抜けるような愉悦に声が裏返り、全身がビクビクと細かく震える。
濡れた彼の舌がまるで巨大なヒルのように肌をはいずられているのに、その刺激がどうしようもなく甘く感じて、両足の間からは新たな蜜が滴り落ちる。
胸を吸い、しゃぶり、軽く歯を立てながら舐めまわすライアンの頭を両手で抱え込み、金色の髪を乱しながら彼の肩や腕を擦った。
すぐにライアンは己の身に纏っている衣服が邪魔になったのだろう。
「暑い……」
小さく呟いて身を起こし、ボタンを引きちぎる勢いで己の上着を寝台の外へと脱ぎ落とす。
シャツのボタンや、腰のベルトも同様に外し、緩めながら身体の位置をイヴリンの足元へと下げると、おもむろに彼女の両足を掴み、膝裏から一気に腰が浮くほど押し広げてきた。
「あっ……あ、ああああっ!!」
イヴリンの口から高い嬌声が上がったのは、露わになったその場所に食らいつかれたからだ。
わずかにほころんだ入り口も、濡れに濡れた陰唇も、そしてその上部で控えめに顔を出した陰核も。
まとめて舌すべてを使って舐め上げ、啜り上げられて、ただでさえ高まっていた彼女の身体は腰が砕けるような強い法悦に戦慄き、あっという間に極みへとはじけ飛ぶ。
「はぁあああっ!!」
目の前が真っ白になった。チカチカと火花が散ったような気さえする。
イヴリンの意思に関わらず大きく跳ね上がった細腰を押さえつけながら、女の敏感な場所をしゃぶり味わう彼の顔に、小さな透明の飛沫が降りかかっても、その行為は止まらない。
「うぁっ、あっ、あ、ああっ、まっ……!」
経験したことのない強すぎる快感に頭を打ち振るい、背筋をのけ反らせながら、イヴリンはすすり泣いた。
こんな感覚は知らない。
こんな行為も知らない。
過ぎた快感は苦しみにも近くて、何度も身体が逃げそうになるのに、押さえつけられて逃げられない。
待って、どうか待ってくれと喉まで泣き言がせり上がる。
しかしそれを寸前で噛み殺したのは、イヴリンのなけなしの意地だ。
「……すごいな、処女のくせに……洪水だ。ここも、初めてとは思えないくらい柔らかくなっている」
いいざまライアンの指が、イヴリンの秘口に添えられる。
その指が一気にずぶりと根元まで差し込まれた。
「あぅっ……!」
指一本とはいえ初めて内側に他者の身体を差し込まれても、その中で内壁を探るように擦りたてられても、痛みはほとんど感じなかった。
それどころかきゅうきゅうとその指を締め付けてくる膣壁の反応に、ライアンの指がすぐに二本に増える。
「んんっ」
今度はピリッとした痛みを覚えたけれど、でもやはり痛みはそれだけ。
イヴリンの中はすぐに、されるがまま男の太い指を受け入れてしゃぶりつく。
「本当に処女なのか? 実はとっくに遊んでいたんじゃないだろうな。……いや、そうであっても不思議はないか、こんな薬を男に盛るくらいだ」
ぐちゃぐちゃと身体の中をかき乱すライアンの手を掴んで、イヴリンは小さく首を振りながら訴えた。
「ちが……っ」
「何が違う、実際にこうなっているだろう」
「違うの……、こんなこと……あなただけ……っ……」
知らぬうち、涙で濡れた瞳で彼を見た。
でも潤み歪んだ視界には、今のライアンの顔がよく見えない。
それなのに、まるで彼が泣いているみたいだと思ったのは、イヴリンの気のせいだろうか?
もっとよくしっかりと彼の顔を見たいのに、イヴリンが頭を上げようとすると、まるで邪魔をするようにライアンが再び彼女の両足の間に顔を埋める。
そして、指を抜き差ししながら、外側で控えめに主張する陰核を舌で包み込むように舐めしゃぶり、吸い上げた。
「うううっ……!」
腰の奥で急激に膨らんだ熱が再び弾けて、イヴリンを極みへと引っ張り上げる。
再び透明な雫をしぶかせ、何度も腰を跳ね上げながら締め付けるその中から強引に引きずり出したライアンの指は、シャツの手首まで色を変えるほどイヴリンの愛液で濡れていた。
「は……はぁ、は……、はぁ……」
まるで腰すべてが痙攣しているみたいだった。
大きく跳ね上がり、その後も二度三度と小刻みに波打つ衝動が落ち着いても、腹の中ではうぞうぞと小さな虫が這いまわるような落ち着きのない感覚が残り、ひくっ、ひくっと肌の下で跳ねているみたいだ。
全身は汗と愛液まみれでぐっしょりと濡れていて、中途半端に乱された部屋着を重たく湿らせている。
いっそこの肌に纏わりつく湿った部屋着を脱いでしまいたいのに、全身を襲う倦怠感ですぐに身体を起こすことができない。
かと思えば足元の方で衣擦れの音がして……緩慢にそちらへと目を向けたイヴリンは、自分の両足の間で下肢を緩めている彼の姿を見た。
その腰から天を仰ぐように突き出ている長大なものが何か、くらいは判る。
ライアン自身の手で支えられたそれは、まるでそれそのものが別の生き物のようにぴくぴくと動いているみたいで……あんなものが、本当に自分の中に入るものなのだろうか。
「……」
無言で向けられた彼の瞳に、逃げるなら今だぞと、そう言われた気がした。
けれどもちろん、逃げるつもりなどない。そのつもりなら、最初からこんなことはしない。
「……ライアン様……」
彼の名を呼ぶイヴリンの声はどんな風に聞こえただろう?
濡れ、媚び、誘うように聞こえただろうか。
判らないけれど、彼女は再び細い指を自分の秘部に添えると、広げて見せる。
ひくひくと痛いくらい引くついている場所を見せつけ、入り口はここだと教え、もっと深い場所へ誘うように。
「……お前は、愚かだ」
唸るように、呟く彼の声が聞こえた。
それと共に、彼の先端が広げられたそこへ口づけるように押し付けられる。
「……俺も、大馬鹿者だ……」
触れ合った互いの性器は、まるで体温を分け合うように、くちくちと湿った音を立てて二度、三度と擦りあわされる。
陰唇を割り開き、陰核を押しつぶし、秘裂を上下するように。
「あ、ぁあん……は、んっ……」
達した直後のイヴリンの身体は、その触れ合いを先ほどよりも優しい刺激として拾い上げ、再び腹の奥を戦慄かせた。
ふー、ふー、と吐き出す互いの呼吸はずっと荒いままだ。
ライアンの雄芯はたちまちのうちにイヴリンの愛液にまみれ、ぬるつき、そして何度目かの往復の後にあてがわれた入り口でぴたりと止まると、強烈な圧迫感と共にその内側へ沈んできた。
「あ、あ、あぁっ!」


