男装して逃げたのに、冷酷王太子がこじらせ執着愛で追いかけてきました!?

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男装して逃げたのに、冷酷王太子がこじらせ執着愛で追いかけてきました!?

著者:市尾彩佳
イラスト:北沢きょう
発売日:2024年 11月22日
定価:630円+税

生まれたときから王太子ギャレットの婚約者である伯爵令嬢ポーリーン・シャンブレー。
彼女は他の令嬢とギャレットが恋仲である旨を突きつけられ、また王妃の助言もあり婚約を白紙とした。
他国にいる叔父のもとで彼女は男と偽り図書館司書見習いとして働くことに。
ギャレットのことを忘れて新しい人生を歩めるかもしれない――。
そんな彼女のもとに、なぜかギャレットが現れて――!?
話がしたいと言われたポーリーンはその場から逃げ出してしまう……!
そうして五日ほど過ぎた頃、同僚と会話していた彼女はギャレットに捕まえられる。
ギャレットから他令嬢との噂はでたらめだと告げられたポーリーン。
そのまま彼の唇が甘く重なった……。
「君が誰を好きだってかまわない。君は生まれたときから、この先もずっと私のものだ」
彼の淫らな執着愛に絡め取られたポーリーンは――!?

【人物紹介】

リズティーナ・セレストア
ギャレットの元婚約者。
他国で男と偽りながら、図書館司書見習いをしている。
人を疑うことをあまり知らず、穏やかで従順ながら明るく元気な性格もあり、図書館職員や利用者からも可愛がられている。

クリストファー
ジェブライズ王国王太子。
真面目で礼儀正しく優しい性格。
婚約を白紙にし、他国に逃げたポーリーンを追いかけてきて……?

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*取り扱いサイトは、各書店に掲載され次第、更新されます。

【試し読み】

「――あれ? 胸を締め付けているのか?」
 ポーリーンは答えられなかった。愛する人に胸を触られるという初めての経験に、恥ずかしくて気が動転して、どうしたらいいかわからない。
 ギャレットは返事を求めていなかったのか、足元からローブをたくし上げる。
 毛織のズボンとセーターを身に付けていても、図書館内のひんやりとした空気が染みて、ポーリーンは身震いした。
「ああ寒いのか」
 ギャレットはそう言うと、ポーリーンの脇の下に手を入れて抱き上げ、書架台に座らせた。大きくて重たい本を載せても大丈夫な造りになっているとはいえ、人一人乗ればぐらりと揺れる。怖くてギャレットの二の腕につかまった。彼はそんなポーリーンにかまわず、再びローブをたくし上げる。お腹辺りまでくると、あろうことか両手をローブの中に潜り込ませながら、セーターと肌着をまとめてめくり、手探りで胸に触れてくる。
「……っ」
 息を呑んだのは、入り込んできた冷気に震えるほどの寒さを感じたからか、思いのほか熱い手のひらでじかに胸を触れられたからなのか。
 寒さはすぐになくなった。両腕をポーリーンのローブの中に入れることで豪奢(ごう しゃ)なマントの合わせを開いたギャレットが、ポーリーンにおおいかぶさったからだ。ポーリーンのローブをはだけられた下半身はギャレットのマントの中にすっぽりと入った。ローブよりも暖かく、意外に冷えていた身体が温められ、その気持ちよさにポーリーンの緊張がゆるんだ。
「――」
 ため息をついついこぼしてしまう。ローブの中で衣服をむかれてしまっているというのに。
「外すよ」
 ギャレットは言うなり胸の谷間に手を引っかけて、巻いてあった布を引き下ろす。勢いがあったせいか、締め付けから解放された両の乳房はぶるんと震えた。
「ひゃ……っ」
 上げかけた悲鳴を、ポーリーンは必死に呑み込む。
(こんなところを見つかったりしたら――)
 ひやひやするポーリーンとは裏腹に、ギャレットはポーリーンの胸を遠慮なくもみしだいた。
「やっぱりやわらかい。でも張りがあってこの大きさ……すばらしい……」
 そう言って、満足げなため息をつく。
 ポーリーンはうつむいて、かあっと頬を火照らせた。
(本当にわたくしの身体が嫌いではないの?)
 今まで胸のことを言われて何度も嫌な思いをしてきた。その中には純粋な称賛もあったのに、それでも辱めを受けている気分がした。
 ギャレットの言葉は今までで一番あからさまで羞恥心をあおるものだった。なのに恥ずかしいと思うより嬉しさを感じるなんて。
「気持ちいいかい?」
「――え?」
 何を問われているかわからず、一瞬反応が遅れる。
 ギャレットはたわわな乳房をこねくり回しながらもう一度言った。
「私に胸を触られて、気持ちいいかと聞いたんだよ?」
 言われて初めて、そのことをいっとき忘れていたことに気付く。
 ポーリーンの頬は再び火照った。ギャレットの二の腕に手をそえて、押し返そうとする。
「おやめください……このようなこと……」
 このようなことは夫婦がすることであって、婚約を解消したポーリーンたちがしていいことじゃない。
 ギャレットの口から不満げな声が聞こえてきた。
「これも嫌なの? じゃあこれは?」
 たわわな乳房をわしづかんだと思うと、ギャレットは指の腹で乳首をいじりはじめる。
 乳房全体をもまれている間にも時折感じていた強い刺激が、触れられた場所からポーリーンを襲った。たまらず小さな声を上げる。
「あッ、やぁ……ッ」
 乳首がきゅっと硬くしこって、ギャレットの指の感覚をますます伝えてくる。奇妙な感覚が細腕から力を奪い、ポーリーンは抵抗らしい抵抗ができなくなっていた。その感覚は何故か足の間に隠されているつつましやかな場所に集まってきて、ポーリーンはじっとしていられなくなった。そこに触れて集まった感覚を散らしたくなるのをこらえ、太ももをこすり合わせてそれに代える。極力動かなかったつもりなのに、気付かれてしまったらしい。ギャレットが嬉しそうに言った。
「気持ちよさそうだね?」
 ポーリーンは羞恥に頬を染めた。こんないやらしいことをされて気持ちよくなっているなんて。それをギャレットにも知られてしまったことが耐えがたく、ポーリーンは唇を噛んだ。
 ギャレットは右手をポーリーンの頬に当て、親指で噛み締められた唇をなぞる。
「恥ずかしがることなんてない。私の手で気持ちよくなってくれて、嬉しいんだ」
 うつむいたままだった顔を上げると、ギャレットの優しいほほえみが目に入ってきた。ほほえんでいるだけでなく、目元を上気させて色っぽい。その表情はなんだか気持ちよさそうで。
(わたくしだけじゃないんだわ)
 そう思えたことで、ポーリーンの気が休まる。
 タイミングを見計らったかのように、ギャレットは悪戯っぽく深青の瞳をきらめかせた。
「もっと気持ちよくしてあげよう」
 言うなり、ギャレットはローブの中に頭を突っ込んだ。
「きゃあ……!」
 驚いて声を上げてしまったポーリーンの目の前で、異様に盛り上がったローブがごそごそと動く。本来は入ることのない人の頭があるのだから当然だが。頭だけでなく両手も入り込んできて、二つの乳房をしぼり上げると、先端のしこった乳首に熱く湿ったものがこすり付けられた。
 見えないけれど、なめられたのだと瞬時に察した。
「ひぁ――」
 上がりそうになった声を、今度は両手で押さえ込んだ。
 こんなところを目撃されたら言い逃れなんてできない。両手で押さえた口の中で、懸命に声を殺す。
 ギャレットは、他人に見られても平気なのだろうか。両方の乳首を交互にねっとりなめ上げた。そのたびにポーリーンがびくびく震える。書架台ががたがた音を立てるのを気にかける余裕もなく。
 書架台には傾斜がつけられているが、本を載せても落ちないように、手前側に板が取り付けられている。分厚い本も載せられるよう深めではあるが、お尻を安定して乗せられるような深さはない。がたがた揺れるうちに、ポーリーンは落ちそうになってくる。お尻の下にローブがあるからなおさらだ。
 ポーリーンは歯を食いしばって声を殺しながら、両手をその板の上に置いて身体を支える。ふらついていた足のつま先が、背もたれのない書架台から少しはみ出た椅子の上につくと、体勢がいっそう安定した。ギャレットは時折胸から手を放してポーリーンの身体をずり上げていたが、そうする必要がなくなったために休みなくポーリーンの胸をなぶる。
「んッ、あッ、で、殿下ッ、ダメで――あぁッ」
 あえぎ声が止まらない中、制止の言葉をかけようとするも、乳首を口に含まれてちゅうと吸われ、これまでにない強烈な快感にこらえ切れず嬌声を上げる。
 ローブの中で、ギャレットは熱い吐息とともに感嘆の声を上げた。
「大きい上に感度がいいなんて、最高じゃないか。気持ちよさそうに悶(もだ)えて。可愛くてたまらないよ」
 厚いローブ越しの声はくぐもっていたけれど、はっきりと耳に届く。ポーリーンはぽっと顔を赤らめた。
(恥ずかしいことを言われているのに嬉しいだなんて、どうかしてるわ)
 そんな気持ちも、ギャレットが再び乳首を口に含み今度はねぶりはじめると、快楽に押しやられて消えていく。
 熱にうかされたように頭はくらくらし、思考がぼんやり霞んでくる。そのせいで、ギャレットがいつの間にかローブから頭を出していたことも、一度身体を抱きかかえられ、下穿きごとズボンを下ろされたことも、どこか他人事のように感じていた。
「寒いだろうから、ここまでにしておこう」
 ようやく解放されるかとほっとしたその瞬間、膝下までズボンを下げられた脚を胸のほうに折り曲げられ、ポーリーンはうろたえる。
 ここまでにしておこうとは、どうやらズボンの話だったようだ。
 ギャレットはズボンに包まれた脚をまとめて左腕に抱え、右手を足の付け根にはわせる。そこに秘められていた場所は、脚を折りたたまれることで無防備になっていた。ギャレットの鍛え上げられ硬くなった指先は、ポーリーンの双丘を守る淡い茂みをかきわけ、先程からじんじんして触れられたくてしかたない部分をかすめる。
「ひぁ……!」
 ほんのちょっと触れられただけだというのに、身体の中心を貫かれたような快感が走り、ポーリーンはたまらず声を上げる。背筋が勝手にしなり、意図せず触れてほしい部分をギャレットの指に押し付けるような体勢になった。
 ギャレットは、そんなポーリーンに愉悦の笑みを向けてささやく。
「君の期待に応えてあげよう」
 双丘の間に隠れていた淫芽に、硬い指が押し付けられる。
「ああ――!」
 ポーリーンはあられもなく快楽に乱れた。他人に聞かれたくなくて声を抑えていたのを忘れて甲高い声を上げ、四肢を震わせて身悶える。気持ちよすぎるのに、もっともっと気持ちよくなりたくて自分から淫芽をギャレットの指にこすり付ける。
「ああ、私の指でイッてくれたんだね」
 愉悦のこもった声でギャレットがつぶやいたけれど、ポーリーンの耳には意味をなさなかった。ただ快楽を引き立てる低く心地の良い声が、鼓膜から頭の芯まで震わせるのみ。
 狂乱ともいえる時が過ぎ去り、身体をぐったり書架台に預けると、ポーリーンは今しがたの出来事を思い起こし、自己嫌悪におちいった。
(わたくしはなんということをしたの?)
 妙な脱力感があってこの場から逃げ出せそうにないポーリーンは、せめて顔をそむけてギャレットの視線を避ける。そうしてかたく目を閉じていると、不意に目尻を拭われた。
「泣くほど気持ちよかったのかい? ――それとも、泣くほど嫌だったのか?」
 言葉尻の弱々しさが気になって、ポーリーンはちらりと目を向けてみる。ほんの少しのつもりだったのに、一瞬でそのことを忘れ釘付けになる。
 ギャレットは、つらそうな顔をしてポーリーンを見つめていた。見つめ返すと、気まずそうに目をそらす。
「淑女教育を受けてきた君にとって、こんな辱めは耐えがたいとわかっている。こうでもしなきゃ君にわかってもらえないなんて言い訳だ。ここ一年、いや、それより前から、君にこういうことがしたかった。――母の妨害はあったが、私自身も君を避けているところがあったのも確かだ。でもそれは、君を好きになりすぎて、私のきたない欲望で純粋無垢な君をけがしたくなかったからだ……!」
 苦しげに、最後は絞り出すように告げられた言葉に、ポーリーンの胸はぎゅっと締め付けられた。
(こんなにも想ってくださっていたなんて……。ここまでされなければ、わたくしは気付けなかった)
 先ほどの生理的なものとは違う涙がこみ上げてきた。それは見る間にあふれかえって頬を伝う。前の涙を拭ったギャレットの手はそのままポーリーンの頬にそえられていて、流れ落ちる涙を受け止め、受け止め切れない涙を指からしたたらせる。
 目をそらしていたギャレットは、そのときになってポーリーンの涙に気付き、慌てて視線を戻して謝罪する。
「すまない……! やっぱりやりすぎた。謝ってすむことではないけれど……」
 ポーリーンから離した手をおろおろとさまよわせ、そのあと今気付いたとばかりにポーリーンの衣服を整えはじめる。
 それを止めるかのように、ポーリーンはギャレットの首のうしろに手を伸ばして抱きついた。
「ポー……!?」
 予想外だったのだろう。ギャレットは動揺する。そんな彼の耳元で、ポーリーンはささやいた。
「違うんです」
「え? 何が?」
 困惑の言葉が返ってくる。
 短すぎて意味が取れなかったのだろう。でも、正直な気持ちを言うのはためらわれた。
 最初に泣いたのは気持ちよかったからだと。次に泣いたのは嫌だったからじゃないと。
 嫌われていなかったとわかって安心して。求められていると実感して嬉しくて。
 わたくしも好き、と言えればよかったのだけれど。
(でも、両想いになって手を取り合って帰国して、そのあと結婚――なんて、単純にはいかないわ)
 王妃がポーリーンを息子の伴侶として歓迎していないことがわかってしまった。それに加え社交界に広まっている、有力貴族の娘であるエラとギャレットの恋の噂。ポーリーンが逃げ出してしまったこともあって、エラをギャレットの妃に推す貴族も現れはじめているだろう。
 そんな渦中に帰国し再び婚約者を名乗ることが、いいこととは思えない。ポーリーンの実家も有力貴族だから、貴族たちを二分する争いになりかねない。そうした貴族間の対立は、将来王位に就くギャレットのためにならない。
 愛や恋だけではすまされないのが、王侯貴族の結婚なのだ。
 けれど。
 ――私のきたない欲望で純粋無垢な君をけがしたくなかったからだ……!
(そんなふうに思っていたの?)
 ギャレットが抱えてきていたつらさが、ポーリーンにはわかるような気がした。ポーリーンも、いやらしい身体をした自分はギャレットにふさわしくないかもしれないと思ってきたから。
 その不安を、ギャレットは行動と言葉ですっかり消し去ってくれた。
 だからお返しがしたい。そもそもギャレットがそんなことで気に病む必要はない。だって、ポーリーンはちっとも嫌じゃなかった。
 そんな思いが自然と声になって、ポーリーンの唇からこぼれ落ちた。
「殿下はどこもきたなくなんかありません。ですから、わたくしがけがれることなんてないんです」
 そう言い切ったあと、しばらく時が流れた。ポーリーンがそう感じただけで、実際は大して経っていなかったかもしれない。
(ちゃんと伝わったかしら……?)
 心配になってきたころ、ギャレットは腕をゆっくりとポーリーンの背に回し、抱き締め返してきた。
「――いいの?」
 最初、何を言われているのかわからなかった。けれど、耳元にかかる熱く震える吐息に気付いて、ポーリーンは真っ赤になる。
(わたくしったら、暗にこの行為を続けましょうって言ってしまっていない!?)
「え、あの、その」
 動揺して抱擁を解こうとしたけれど、ギャレットの次の言葉を聞いて思いとどまった。
「――私は何を言っているんだ。君はきたなくないと言ってくれただけだし、私はそれで満足しなくてはならないのに」
 その声は苦しげで、耐えがたいものに耐えているのがひしひしと感じられる。
(そういえば、ずっと前からこういうことがしたかったとおっしゃっていた……)
 どれほど我慢してきてくれたのか――ポーリーンのために。
(婚前交渉で汚名を着るのは、男性ではなく女性だわ。そのことをちゃんと気にかけてくださっている)
 ポーリーンは逃げ出すなんてひどいことをしたのに、ギャレットは今もポーリーンのことを考えてくれている。
(殿下の優しさにむくいたい。それにわたくしも……)
「殿下がおっしゃった意味で、間違っていません……」
「本当にいいの?」
 こっくりうなずけば、感極まった呼び声が返ってきた。
「ポー……!」
 その直後、ギャレットが熱烈なキスでポーリーンの口をふさぐ。
 承諾したものの、ポーリーンはうろたえていた。できたらここでない場所でと言いたかったが、もはや言い出せる状況ではない。
 キスの間に再び胸に手が伸びてくる。両方の乳房をわしづかみにされ、指を食い込ませるようにやわやわともまれる。
「んッ、んんッ」
 口をふさがれたポーリーンのあえぎは、二人の口腔の中でくぐもる。もまれながら指の腹で乳首をこりこりされると、強い刺激に驚いた身体が勝手に跳ねた。
 その身体が落ちないように書架台に押さえつけ、ギャレットが唇を離す。
「ごめん。やっぱり脱がすよ」
 ズボンと下穿きを脱がされ、脚はブーツだけになる。自身のマントとギャレットのマントに囲まれているため、さほどひんやりとはしない。脱がされるのと同時にギャレットの腰が脚の間に入り込んでくる。閉じられなくなった脚の間に、ギャレットの右手が忍び込む。先ほどポーリーンを乱れさせた淫芽への愛撫を再開した。親指と人差し指でくりくりといじる。
 ポーリーンは両手で口をふさいで声を押し殺した。書架台から落ちそうになる身体を、先ほどと同じように椅子につま先立ちをして支える。
 力があまり入らない脚が、がくがくと震える。支えとして不十分なのに、ポーリーンはギャレットにやめてとも待ってとも言えなかった。
 気持ちよすぎて、何も考えられなくて。
「ふッ、く……ッ」
 手の隙間から、こらえ切れないあえぎがもれる。
 ギャレットの指先が、不意に谷間をたどって別の場所に触れた。
「濡れてきてる。感じやすくて嬉しいよ」
 恥ずかしいことを言われたのはわかったけれど、ポーリーンは恥じらう余裕さえなかった。
 ぬめりをまとった指先が淫芽に戻ってきて、それをこすり付けるように動く。乾いていたときより敏感になり、たちまち快楽の頂点へと押し上げられた。
「んんんんん――――!」

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